何事も新しいことに挑戦しはじめは
慣れないことばかりで、
この言葉はどういう意味だ?
まず何をどうすればいいんだ?
次はどうしたらいいんだっけ?
ここはこうじゃなかった!!
と、試行錯誤、暗中模索、の日々が
続くのではないでしょうか?
そういった毎日を続けるのは
心身共に疲れるという側面もありますが、
日々自分自身の成長を感じられる、
新しい学びを積み重ねている実感が得られる、
目に見えてできるようになることが増える、
という状況による充実感もあると思います。
いろいろと疲れるけれども、
学びも多いのでがんばっていられる、
そんな状況と言えるでしょうか。
しかしながら、毎日毎日右肩上がりで
成長が続く、という時期はそれほど
長くは続かないのもまた事実。
最初はあまりにも何もできないので
すべてが学び、自分の成長につながるように
感じてしまいますが、
それは単にベースラインとなる自分の能力が
低いから、という理由も一因です。
だんだんと自分が成長し、
ベースラインが上がってくると、
徐々に
成長の実感があまり得られなくなる、
新しい学びが少なくなってくる
目に見えてできることはそれほど増えない
といった現象が起こることもあると思います。
だんだんとマンネリ化が進み、
まぁこのくらいでいいかな、
いつも通りやればいいか、
慣れているので詳細にチェックしなくてもOK
といった状況にまで至ることもあるでしょう。
「慣れ」た作業を繰り返すのは
頭を使わなくてもいいですし、
ストレスもそれほどないと思います。
頑張らなくても、工夫しなくてもいい、
ぬるま湯のような快適さがあります。
しかしながら、その「慣れ」は
思考停止を誘発し、成長の機会を遠ざける
要因ではないでしょうか?
何かに取り組む時に
「慣れてきたな」
「軌道に乗ってきた」
「これでひと段落だ」
と思った瞬間から毎日新しいことを学ぶ、
という成長の機会は減っていきます。
もし、日々一歩一歩成長する、という
経年優化を大切にするのであれば、
「慣れてきた」
と感じた時には何かを変えるタイミング、
と状況の再定義が必要かもしれません。
せっかくストレスが少なくなってきたのに…。
おっしゃるとおり。
でも、成長を持続させ、加速するためには
慣れてきた時こそ、新しい挑戦、
新しい工夫の種を探し始める
いい機会ではないでしょうか?
落ち着かない状況が続くと言えば、
その通りです。
精神的に落ち着かない状況が
続くことが苦手な方も
おられるかもしれません。
しかしながら、最初にお伝えした通り、
毎日の小さな失敗や挫折からこそ
日々多くのことを学べるのです。
落ち着かないけれども
成長機会を持ち続けるか、
創意工夫はしなくてもいいけれども、
あまり成長機会がない毎日を過ごすのか。
Ozakiは後者を選びます。
安全管理の業務も少し慣れてきた、
そう思う今だからこそ、Ozaki自身も
また新たな挑戦に手を出したい、
そう感じる日々です。