36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

自分が自由に使える時間

2017-12-29 18:41:44 | 意識を整える
前回は人間生きている期間は
長いようで短いですよ、
という話をしました。



 もうちょっと書きたいな、
というところでいつも止める癖があるのか、
コラムを書き始める時に
よく前回の

 「延長戦」

を書きたくなります。



 今回も前回の延長戦です。

 生きていられる時間が予想よりも短い、
そしてまたいつ何時死ぬかもわからない、
それが、人生でした。

 では生きている時間が長ければ、
それでいろいろなことができるのか、
やりたいことを次々と実現できるのか、
というとそれはまた別の話です。

 
 実際にはよほど恵まれて生まれてこない限り、

 会社勤めであったり、
 生活のための家事であったり、
 次世代のための子育てであったり、
 両親やパートナーの介護であったり、

 「やらなければならないこと」

 がつぎつぎに押し寄せてくるのもまた人生。



 自分の時間を確保するための工夫は
いくらでもありますが、
工夫を仕組み化するためには
それなりの時間がかかることも事実です。



 いつ終わるかわからない上に、
終わるまでの期間も自由に使えるかわからない。
そのくせ、自分の自由になる時間を
フル活用してやってみたいことは無限にある。

 改めて考えると人生って

 「そんな無理ゲーあるのか?」

と本気で思ってしまうそんな代物です。



 
 恵まれた日本の環境では
毎日なんとなく日々を、時間を
過ごしてしまいがち。
それはそれで人生楽しいのですが、

 まぁ明日やればいいや、
 とりあえず今日はこのくらいで
 ちょっと休憩してから・・(気づくと数時間)

と改めて文字にしてみると
やはりもったいない時間の使い方ですね。



 
 自分が自由に使える時間は
思っている以上に短いからこそ、
使える時間は最大限活用すべく、
日々歩みたい、と感じています。
 

人生は意外と短い

2017-12-23 21:31:19 | 意識を整える


 突然暗い話になって恐縮ですが、
昨年末に大学の同級生が一人、
癌との闘病の末、亡くなったとの連絡を
別の大学同級生から受けました。
年齢的には彼の方が少し上ですが、
それでも間違いなく「同世代」の一人。

 こんなにも早く、
こんなにも簡単に、
人間が死んでしまうのだな、
と改めて痛感させられた一報です。



 昨年は自分の父が思いのほか
早く死んでしまいましたし、
生きながらえるというのは
意外と難しいことなのかもしれません。



 毎日当たり前のように命が続く、
そんな日本での暮らしからは想像できませんが、
いつ何時武装勢力に襲われるか、
空爆が始まるかわからない、
そんな環境で暮らしている人々もいます。



 戦争や、災害、病気がなくても、
人間というのは不思議なもので、
突然の心疾患、脳血管障害、
はたまた予想だにしない事故で
突然命が終わってしまうもの。

 日本人の平均寿命は男性で80歳、
女性で87歳くらいと発表されていますが、
これはあくまで平均であって、
自分自身がその年齢で死ぬとは限りません。

 
 当たり前の話ですし、
古くから言われている話ではありますが、
朝元気でも夕方には白骨になっていても
不思議ではないのが人生です。

 そう考えていくと

 『明日も自分が生きていて当然』

という考え方は大きな間違いかもしれませんね。
そして、その前提の上に成り立っている

 『今日はここまで、明日またがんばろう』

という考え方、生き方もまた、
誤っていると言えるのだろうな、と感じます。



 今できることは今やる
 やりたいことがあるならためらわずやる
 言いたいことは直接伝えたい人に言う

 
 死んでしまったら恐らくは
二度とやりたいことはできないはず。
人生はいつ終わるかわからないからこそ、
やってみたいことは
今すぐに着手しなければ。

 同級生の死、そして父の死を踏まえて、
人生の短さを痛感したOzakiの率直な気持ちです。

人生で一番重要なキーワード

2017-12-09 22:30:59 | 意識を整える


 前回のコラムでは

 Ozakiがなぜ経年優化を目指すのか

このメルマガの原点も含めて紹介しました。

 
 改めて読み返してみると
自分の本音が素直に出ていることに
気づかされます。



 以前から読みたいな、と思っていた

 「達人のサイエンス」
(ジョージ・レナード、日本教文社)

 の中にまさにOzakiの考え方が
既に紹介されており、非常に印象的でしたので、
今回は前回の延長戦でもう一度、
経年優化という考え方の根っこを
お伝えしたいと思います。



 この「達人のサイエンス」という本、
1992年にアメリカで出版されています。
英語での原題は

 『Mastery』
(マスタリー=熟練・精通)

というもの。



 この一冊は経年優化にご関心をお持ちの
このメルマガ読者のみなさんすべてにおススメ。
既にお読みの方も多いかもしれませんが、
常に自分を磨き、発展途上の自分と向き合う、
そんな人生のための心構えを
分かりやすく解き明かしてくれる一冊です。



 日本語ではマスターするという言葉は
よく使いますが、マスタリーという単語は
なかなか使いませんね。
Ozakiも最初はタイトルの意味合いが
ピンときませんでした。

 余談ですが、Masteryと聞いて
Ozakiが思い出したのは
兵庫県西宮市にある関西学院の学院歌(?)の
歌詞に

 ‘Mastery for service’

とあることです。
Ozakiが通っていた中学・高校と関西学院は
毎年スポーツの定期戦をやっており、
年に一度必ずこの歌詞を含む学院歌を
聞いていました。



 思い出話はさておき、
この本で語られるのは
インスタントな成果を追求しがちな
現代社会の価値観とは隔絶した
自分の人生の本質的な価値、
永続的なものを見つけ、愛することです。



 金銭
 権力
 名誉
 社会的な地位 

など、いろいろな「目標」があります。
しかし、その「目標」に向けて
がんばり、結果として手に入れた時、
その後の人生はどうなるのでしょうか?



 この本ではそうした短期的な「目標」は
「クライマックス」と名付けられています。
「クライマックス」は文字通り目立ちます。
人間誰もがこうした目立つ目標達成に
心奪われがち。

 加えて、メディアも社会の構造も
「クライマックス中心主義」に
陥っているかのようにも見えますね。

 しかしながら、この本では

人生の意味は「クライマックス」にはなく、
常に自分自身と向き合い、
自分が打ち込める分野で
少しでも上達できるように
繰り返し、地道に実践し続けることが
真の人生の意味なのではないか。
達人とは『永遠の初心者』で
居られる人のことを言うのだ。

という趣旨の内容が記載されています。



 まさしく、日々一歩一歩、
少しでも昨日の自分を越えられるように歩む
そんな経年優化の心得を
先人から教わった気持ちになりました。



 人生で一番重要なキーワードは

 Mastery

なのかもしれません。



 経年優化コラムを8年間書き続けている
Ozakiですが、まだまだ初心に戻って、
改めてコツコツと歩みを進めていきたい、
と決意を新たにしています。


弱点はすなわち成長の可能性

2017-12-02 22:41:22 | 意識を整える

 2016年もいよいよ最終週を迎えました。
気持ちの中で、まったくと言っていいほど
「年の瀬」感がないのですが、
恐ろしいことに、5日程度で一年が
終わってしまいます。
(このコラムは2016年12月26日に配信した
メルマガのメインコラムを再録したものです。
ozakiの日々の活動やおススメ本等を含む
メルマガ配信をご希望の方はコチラから
お申込みいただければ幸いです。)
 

 もっと成長できたはずなのにな・・・
と感じることもありますし、

 数字を掲げた目標が達成できていない・・・
というものもあります。


 毎年目標を立てる時期になると、
自分の力不足を痛感させられます。


 そんな時に改めて自分の原点を
読み返すとなかなか考えるところがあります。


 このメルマガを書き始めた当初、
こんな文面を掲載していました。
 

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時を経るごとに成長していく、
深みを増していく、
熟成していく人生、

そんな「経年優化」を
自然体で実現したいな
と考えているozakiです。


毎日の暮らしの中で、
better and betterを達成したい、
でも一生がんばり続けるのは
不可能だとも思うのです。



 力を入れてがんばっていたら
目的を達成したときにふっと息が抜ける、
ひどいときには燃え尽き症候群のような
事態にもなりかねません。

もしそうなってしまったら
当分は経年劣化状態になってしまいますよね。



 だからこそ平熱である36℃、
自然体で「経年優化」を目指すんだ!
という心意気をこめて
メルマガのタイトルを

 『36℃の経年優化』

にしました。


 そもそも自然体で生きる
というコンセプトですので、
メルマガも自然体、肩肘張らず

 Ozakiの成長、考え、奮闘ぶりを
お伝えできたらなと思います。

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 弱点があり、
 未熟な部分があり、
 自分の弱さを痛感することもある。

 そんな自分だからこそ、
日々一歩一歩、経年優化のために
努力を続けることができるのだ、
そんなことを思い起こさせてくれます。


 自分はまだまだ。
だからこそもっともっと成長できる。
そう感じる原点の一節です。
 

 自分の弱点をそのままにしたり、
 未熟な部分を直視しないようにしたり、
 自分の弱さを他人に責任転嫁したり、


 こうすればその瞬間は楽ですが、
結果的には自分の成長を放棄する、
そういう選択とも言えるのではないでしょうか?


 自分はダメだなぁと
感じることがあっても
現時点ではまだまだ弱点だらけ、
未熟なのですから、当然です。

 未熟だからこそ成長する余地がある、
弱点があるからこそがんばり甲斐がある。
自分は弱いからこそ努力すれば
(多少なりとも)強くなれる。


 このように現時点での弱点は
将来成長する可能性のあるポイントだと
Ozakiは感じています。

 
 今年一年、Ozakiは

 「まだまだ弱点が多いな」


と感じた一年でした。
読者の皆様はどんな一年だったでしょうか?

 来年もまた、自分の弱点と正面から向き合い、
日々の経年優化のプロセスを
継続したいと考えているOzakiです。