36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

付加価値を生み出す

2018-04-28 12:04:10 | 仕事術

 仕事をする上で、
よく言われる言葉の一つに



 「付加価値をつけなさい」

という言葉があります。



 誰かに言われたことを
そのまま誰かに伝える

 マニュアル通りに情報を処理する

 中身ではなく、形式にだけこだわる



 いくら仕事をしたつもりになっていても、
残念ながら↑のような仕事では
付加価値は高まりません。



 付加価値は素材として入手した情報や物に
なんらか、独自の加工をして初めて
生まれるものです。



 例えば、事実だけを羅列するのではなく、
それらの傾向を探ってみる、共通点を探す、
そしてそれを踏まえて今後を予測してみる、
といったことができれば付加価値が生まれます。

 事実を羅列するということだけでも

 データを探してくる
 データを並べる、
 見栄えを整える、

などなど労力と時間を必要とする
作業がいくつか必要です。

 しかしながら、これらは仕事のように見えて、
付加価値自体はほぼゼロと言える作業です。
 

 付加価値を生むためには、
そういった作業にとどまらず

 工夫できることは何か?
 自分だからできることは何か?
 自分以外にも役に立つには何が必要か?

といった「独自の視点」を追加することが
必須と言えるでしょう。
その要素の一例が

 データの羅列から見える傾向の解釈であり、
 データの時間軸を未来に投影した予測であり、

といったものです。

 まずはこうした付加価値を生み出す
メカニズムを意識しなければ、
何となく作業をやりながら時間が過ぎ
仕事をした気になってしまう、
という状態から
抜け出せないのではないでしょうか?

 
 事実を集め、並べるという作業であれば
誰がやってもそれほど結果は変わりませんが、
こうした「独自の視点」になると、
人によって味付けの背景が変わってきますので、
当然に人によって付加価値にも差が出てきます。

 付加価値をより大きくするために

 関係者の意図を知り、
 自分の専門性を高め、
 見せ方も工夫する、

といった項目が要求されるのは
独自の視点のランクがアップするからですね。



 まずは付加価値を生むことを意識すること、
そして付加価値をどうすれば大きくできるか、
日々考えること。



 この二つを常にチェックすれば、
日常の作業が付加価値を生み出す仕事に
変わる可能性が高まるはずです。

自分の記録を越えるための力

2018-04-21 10:18:45 | 意識を整える



 今回のコラムでは自分の力を
一歩一歩伸ばし続けるために、
印象的な言葉を紹介します。

 長くメルマガを読んでいただいている方は
ご存知かと思いますが、Ozakiが書く文章には

 
 騎手の武豊さん
 将棋の羽生永世名人
 野球のイチロー選手 
 サッカーの三浦和良選手



の言葉やエピソードが頻繁に登場します。
尾崎の趣味が

 競馬
 将棋(観戦専門)
 読書
 スポーツ観戦
 旅行

ということもあり、ご紹介する題材が
やや偏ってしまいますがご容赦を。



 さて、今回ご紹介したいのは
日本人野手として前人未到の記録を
今も次々と打ち立て続ける
メジャーリーガー、
イチロー選手の言葉です。

 
 プロの野球選手ともなると、
多くのライバルがいます。
そういった群雄割拠の世界ですので、

 少しでも多くヒットを打つ
 少しでも多く打点を稼ぐ
 少しでも多く盗塁をする

といった「他人との比較」が
話題の中心になりがちです。



 名選手になればなるほど、
現役の選手同士のみならず、
過去の名選手の記録とも比較され、

 〇年ぶりの大記録達成!
 あの▲▲(人名)の記録を塗り替える!

といったわかりやすい報道も
多くなされていますよね。



 しかし、イチロー選手は
記録が比較されがちなプロ野球の
世界に身を置きながら

 「他人との比較」

には重きを置きません。



 イチロー選手が語る次の言葉に
彼の考え方が凝縮されています。



 『他人の記録を塗り替えるのは
 7割、8割の力でも可能だが、
 自分の記録を塗り替えるには
 10以上の力が必要だ。』



 イチロー選手にとって 
現役の他の選手もしくは過去の名選手と
何らかの記録を競うことは
あまり意味がないのだと思います。

 相手の力は自分ではコントロールできず、
そもそも同じ土俵で競えないからです。
場合によっては7割でも8割でも十分に
記録を更新できてしまうことだって
あるのではないでしょうか。



 しかしながら、自分の記録、
即ち自分自身のこれまでの最高記録を
塗り替えるためには、
手を抜いた状態、
つまり7割や8割の力では
まず更新不可能です。



 人生で一番頑張って、かつ運も向いた、
そんな最高記録を抜くためには
自分自身が過去と比べて成長し、
かつ、さらにその時点の
全力を出し切らなければなりません。

 
 読者のみなさんも人生のあれこれを
20秒ほど振り返って見てください。



 「人生でこのときは頑張った!」



と思えるシーンはどのくらいありますか?

 そういった時に発揮した潜在能力こそが
過去の皆さんの自己ベストのはず。
それを越えるためには

 今の自分はどういったことに取り組めるか
 自分自身の甘えを排除できるか
 真剣に一日一日を過ごせるか

こうしたことを考える必要がありそうです。



 
 そして、自己ベストの更新を
ひたすらに追求することができれば、
ある時自分自身の大きな成長を
実感できると思いますし、
それこそ他人の記録は

 「7割、8割の力でも越えられる」

という境地に達することができるのではないか、
そう感じているOzakiです。

成長の秘訣、4つのC(その2)

2018-04-14 08:38:41 | 意識を整える


 前回は現代のエンターテイメント業界の
一大勢力を築き上げたウォルト・ディズニーが
成長の秘訣として語ったという4つのC

すなわち

 Curiosity(好奇心)
 Confidence、(自信)
 Courage、(勇気)
 Constancy (継続力)

についてご紹介しました。

 Ozakiは先週お伝えしたとおり、
好奇心が一番重要ではないか、
と考えています。


 好奇心があると何事にも
一心不乱に取り組めますし、
好奇心の数だけ情報収集の
アンテナも立つ、というものです。

 個人的には好奇心なしには
成長ができないのではないか、
とすら感じています。

 他方で、この名言を残した
ディズニー自身は
4つの中でも

 「自信が最も大事」

だと発言していました。



 彼は自信を持つことで

『一度こうだと決めたら、
盲目的に、一片の疑いもなく、
それに没頭すること』

 ができると言います。


 つまり自信は
その他の物事を無視する勇気の源であり、
一つの物事を継続する気力の源でもある、
ということなのでしょう。

 自分が取り組むことが明確だからこそ、
一つの物事を選択することに勇気が持てる。

 自分が取り組むことが明確だからこそ、
一つの物事を継続することに迷いがない。

 自信があるからこそ、勇気も継続力も
内発的に生まれてくるのだ。
ディズニーはそのように
考えていたのではないでしょうか。



 そうであれば好奇心以外の3つのCは
自信を起点としていることになるので
ディズニーが自信が最も重要だ、
と言うのもうなずけますね。

 
 まずは好奇心を持って世の中を見渡す。
そしてその中でこれだと思う物事を
自信を持って選択する。
その他の物事は勇気をもって切り捨て、
一つの物事をとにかく徹底的に継続する。



 これができれば、たいていのことは
達成できそうです。

 希代のエンターテイメント産業を作り上げた
ウォルトディズニーが表現した
成長の秘訣=4つのC。
皆さんも自分自身のCはどのくらいか、
見つめてみてはいかがでしょうか?

成長の秘訣、4つのC(その1)

2018-04-07 08:28:37 | 意識を整える


 Ozakiが最近まで、ずっと考え続けていた
成長するために必要な要素とはなんだろうか、
という問いかけ。
思いがけず、ウォルト・ディズニーが
その答えにつながる言葉を発していた、
ということを知りましたので
今回と次回の二回シリーズで
お伝えしようと思います。


 ディズニーと言えば、言わずと知れた
ミッキーマウスの生みの親。
世界中ほとんどあちこちで
ディズニー関連のアニメが流れており、
ディズニーランドも今や世界6か所に
存在しています。

 
 「ディズニー」は今や世界的な影響力を誇る
エンターテイメント企業と言えるでしょう。
その創始者であるウォルト・ディズニーは
夢をかなえる秘訣に関連して、
次のような言葉を残したそうです。



 「私は、夢を実現させる秘訣を知っている人が
越せない壁があるとは信じられない。
私が思う夢の実現の秘訣は
4つのCによって言い表すことができる。

 Curiosity、(好奇心)
 Confidence、 (自信)
 Courage、  (勇気)
 Constancy (継続力)。

中でも一番大切なのが自信だ。
一度こうだと決めたら、盲目的に、
一片の疑いもなく、それに没頭することだ」



 この4つのCという考え方、
読んだ瞬間に、そうそうその通り!
と直感的に感じました。



 ディズニー自身は一番大切なのは
Confidence=自信である、
と発言しているようですが、
個人的にはCuriosityがずば抜けて
大切なように思います。



 娘の成長を見ていてもそうですが、
とにかく子供は好奇心が強いです。

 これは何?
 〇〇ってどういう意味?
 どうしてこうなるの?

などなど、質問が尽きることがありません。
そして、親や先生が答えたことは
細かいことまではっきりと記憶しています。

 子どもの成長力、学習能力の高さは
ひとえに好奇心に支えられているのではないか、
と感じてしまうほど。



 少し考えてみると、好奇心がある状態では
何をやっても、新しいことが分かるということ。
傍目にはうまく行っていない、失敗していても、
やっている本人からすれば

 「そうか!こうやるとこうなるのか!
 また新しいことが分かったぞ!」

という精神状態なのですから、
失敗などとは思いもしないでしょう。



 
 好奇心に任せて行動できるのであれば、
自分のまわりのすべてが学習材料であり、
成長のきっかけとも言えそうです。



 この点でOzakiは好奇心が一番の
成長の秘訣なのではないか、
と考えているのです。


(次回に続きます)