Ozakiはいくつかのメルマガを購読してます。
たいていはざっと読み流しつつ、なるほどと感じるものは保管しています。
そういったメルマガの中には思考回路や人生観を揺さぶられるような
文章に出会えた!と心底感じるようなものもあります。
今回はごく最近受け取ったメルマガに書かれていた一節に、
非常に感動し、Ozakiも心がけようと感じたものがありましたので、
読者の皆さんにもシェアさせていただきたいと思います。
------ここから引用------
「もしあなたが心から何かを変えたいと望むのであれば、
欠かせないことがある。
それは、まず始めに、あなたが生きている“基準”を変えることだ」
わたしたちは無意識のうちに、
「自分はこれくらいのものだ」という「基準値」を設定してしまっています。
・朝起きる時間はこんなもんだ
・会社に出社する時間はこんなもんだ
・月の収入はこんなもんだ
・付き合う友人たちはこんなもんだ
・・・etc.
そうして、その基準値を超えると、「調子がいいわ!」と舞い上がり、
その基準値を下回ると、「大変だ!」と慌てふためくのです。
大切なことは、
「その基準値はどこに設定されているか?」
をしっかりと把握し、
「その基準値はあなたが望む未来にふさわしいか?」
を考えなければならない、ということです。
あなたがどれだけ舞い上がっていても、基準値が低ければ、
人生の質は低いままなのです。
▼ 「チャレンジとは、次の基準で生きること」
人生でもビジネスでも、ひとつ上の基準に挑んでいかなければなりません。
人生は、競争が全てではないし、勝ち負けが全てではないけれど、
「ゲーム」としての要素がたくさん詰まっています。
2012年の「後半戦」をゲームとして考えてみると、
どんな基準のゲームにエントリーしようとしているでしょうか?
多くの人は、「負けたくない」という気持ちが強いので、
「負けないレース」にしか参加しようとしません。
「10勝0敗」となるようなレースで戦ってしまいます。
しかし、わたし自身がとても大切にしているのは、
常に「負けるかもしれないレース」にエントリーするようにする
ということです。
これまで挑んだことのない次の基準のレースに、エントリーすると、
見えてくる世界や、走っている選手達の実力も大きく異なり、
全く違う刺激が得られるのです。
▼「課題」をみつけるために「次のレベルのレース」に出る
「勝てるかどうか」でゲームを戦うと、
人生は勝ち負けが全てになってしまいますが、
人生の本質は、「どれだけ成長したか」によって決まります。
ひとの成長を妨げているのは常に、「気づいてない自分の一部」です。
そこに気づき、「課題」としてもって帰り、日々の中で改善し、
またゲームにエントリーする。
パフォーマンスが高い人は、ゲームに勝つことも少年のように楽しみますが、
一方で、そのゲームから「どんな課題が見つかるか?」にワクワクしています。
ビリでもいいから、トップグループの中で、一緒に走ってみる。
すると、ほんとうに課題がたくさんみつかってきます。
「1勝9敗 」
それぐらいのレースにエントリーし続けていきましょう。
「10勝0敗」のときの「10勝の価値」よりも、
そこで得られた「1勝の価値」はとてつもなく大きいですし、
なにより「9敗の価値」が人間として、いくら払っても得られない
学びを与えてくれるでしょう。
------引用ここまで------
いかがでしょうか?
この文章はアメリカでNo.1と呼び声の高い自己啓発コーチ、
アンソニー・ロビンズ氏から直接学んだ池田貴将という方が書いたもの。
(アンソニー氏のセミナー代金は数百万円だそうです(驚))
この文章を読んでOzakiはまったくその通りだと感じました。
そして明日からと言わず今日から「負けるかもしれない」
「10回に1回しか成功しないかもしれないレースに挑戦しよう」
そんな気持ちになったのです。
Ozakiが大好きな競馬でもほとんどの馬は10回出走して1回勝てば万々歳。
超一流の騎手でも勝率は15%程度ですから、勝率10%はかなりの好成績。
競馬では勝つことがいかに難しいか、よくわかっていただけると思います。
また、競馬のルールとして一度勝つと次に出走するレースは
負かした相手と同じレースに出ることはできないことになっています。
既に勝ち上がっている、実力上位の馬とのレースになるのです。
つまり、負ける可能性が高いレースに挑まざるを得ないのです。
ディープインパクトや昨日世界最高峰のレースである凱旋門賞で
素晴らしいレースを見せたオルフェーヴルといった超一流馬はさておき、
ほとんどの馬は2連勝することすらできないのが現実です。
人間の場合、実力上位の人と無理やり対峙しなければならない、
といったルールはありません。
ですから、時として人は
無理なくできそうな仕事、
過去に経験があるやり方、
ある程度先が読めそうな挑戦、
といった「勝てそうなレース」もしくは「負けないレース」に
出走しがちになるのではないかと思います。
しかしながら、池田さんが言うように勝つとわかっていてレースに
出走しても、そこから得られるものはあまりありません。
ただ勝った(成功した、やり遂げた)という結果は残るかもしれませんが、
それ以上の価値は得られそうにありません。
逆に
今の自分ではちょっと無理そうな仕事、
過去に全く経験したことがないやり方、
準備はできても、結果がまったく予想できない挑戦、
といった「10回に1回くらいしか勝てそうにないレース」に
出走することで、初めて人生経験の幅が広がるのではないでしょうか。
そして負けることを通じて、次の挑戦に生かすことができる
知識や知恵を身に着けることができるのだとOzakiは思います。
1勝9敗のレースなのですから、失敗してもともと。
失敗そのものを恐れるのではなく、自分の人生の質を向上させるために、
負けたら負けたでその経験から学ぼう!というくらいの気持ちで
1勝9敗のレースに出走し続けることが大事なのでしょうね。