今回からは久しぶりに時間の使い方について書いてみたいと思います。
お金の場合、使途によって投資、消費、浪費に分類されることがあります。
分類基準についてはいろいろな考え方があると思いますが、
とあるファイナンシャルプランナーの方は
投資=支払った額以上の価値を得られるお金の使い方
消費=支払った額と同等の価値を得られるお金の使い方
浪費=支払った額以下の価値しか得られないお金の使い方
と分類しています。
生きていく上で、必要不可欠な支出、食料品や住宅や最低限の服、、
は「消費」ですので、この部分を必要以上に削るわけにはいきません。
そのため主に浪費を減らして、投資に回すお金を増やしましょう、
そうすると経済的に自由度が高まりますよ、お金が貯まりますよ、
という主張がなされているわけですね。
その時に問題になるのは浪費と投資の違いはなにかというポイントです。
自らが勉強するために1万円で書籍を購入し、内容を理解できれば投資です。
しかし、購入した書籍を「買ったこと」に満足して読まなければそれは浪費。
同じように飲食店に数千円、数万円を支払う場合でも、
愚痴をこぼすだけ、ストレス解消と称して酒におぼれる場合は浪費でしょう。
目標としたい人からじっくり話を聞く場合や、
旧交を温め異分野で活躍している同級生から刺激をもらう場合、
憧れの異性と素敵なムードで会食する場合(!?)などは投資のはずです。
外見上は同じようなお金の使い方をしていても、
そのお金にどのような意味合いを持たせるかによって投資と浪費は紙一重。
単に書籍を買ったり、セミナーに出たり、資格学校に通うためのお金、
もしくはもっと直接的に株や債券に投資するお金が投資なのではありません。
投資を本当の意味での投資として活用できるかどうか
お金を使う人自身のその後の行動や考え方次第ということになりそうです。
そして、この考え方は時間にも当てはまるのだとOzakiは感じています。
時間の使い方も投資、消費、浪費に分類できると思うからです。
そして、投資か浪費かはその人の心がけ、行動次第で分類が変わるはずです。
時間の使い方における三つの分類はこんな感じでしょうか?
投資=かけた時間以上の価値を将来的に得られる時間の使い方
消費=生活していくために必要な時間、損得が発生しない時間の使い方
浪費=かけた時間以下の価値しか得られない時間の使い方
それぞれの具体的な事例を考えてみましょう。
投資と言えそうな時間の使い方は自分の将来を豊かにするための時間です。
仕事上のスキルアップのための勉強、人脈づくり
健康管理のための定期的な運動、
趣味を広げたり、深めたりするために没頭するプライベートの時間
自分の考えをまとめて人脈作りにも寄与するブログやメルマガでの発信
などが挙げられるでしょうか。
消費とは生命を維持する上で必要不可欠な時間です。
これはかけた時間と同じ価値を得るという言い方もできるでしょうが、
一定の価値を得るためにかけざるを得ない時間という表現の方が適切でしょう。
具体的には、食事や睡眠、どうしても必要な家事、買い物などの時間です。
浪費とは
目的なくインターネットを見ている時間、
漠然とテレビを見ている時間、
もしくは居酒屋などで職場、上司の不満をまき散らす時間、
などが代表例でしょうか。
将来自分の生活を豊かにすることにもつながらず、
短期的な日々の暮らしにも益がない時間の使い方です。
時間もお金と同じような分類ができますが、時間の投資と浪費の区別は
お金の投資と浪費以上に区別があいまいなのではないかとOzakiは考えています。
(次回に続きます)