36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

一周まわって〇〇な話(その2)

2018-06-16 13:27:50 | 意識を整える



 前回はおよそ世の中の物事は
流行であれ、習慣であれ、価値観であれ、
ぐるぐるとまわっているという話でした。

 今週購入してまえがきだけ読んだ

 「逆襲の広報PR術」
という本でも

 広報PRというものはもともと

1)企業や団体が、社会や消費者と
よりよい関係を構築するための活動全般
(Public Relationship)

を意味していたものが、次第に

2)実際の売り上げや利益につなげるためのPR
(マーケティングPR)

を重視するように業界が変わりましたが、
あまりにもその風潮が高まりすぎ、
広告はすべて金でなんとかなる、ことに
消費者側の反感を買ってしまったとのこと。



 最近では商品の背景を丁寧に説明したり、
優秀な人材に就職先として選んでもらうため、
再び社会者消費者との関係づくりを
目指す経営戦略としてのPRへと
パラダイムシフトしているそうです。



 この本を読むまで広告業界の動向など
機にしたこともなかったのですが、
思いがけずOzakiが先週記載した流れと
ほぼ同じ「一周まわって」現象が
発生しているようです。



 さて、ではこういった「一周まわって」現象、
どのように実生活に応用できるでしょうか?

 一番大切なのは、現在大切とされている
価値観や習慣は「絶対的」なものではない、
と認識することです。

 往々にして、世の中の圧倒的な流れに比べ、
個人個人の小さな取り組みは
小さな水滴のようなものです。
ただし、小さな水滴がいつしか、
別の流れを生み出すこともあるのです。

 Ozaki自身も心がけているのですが、
皆さん自身も 将来はこうなるはず!
と強く思うところがあるのであれば、
現在の流行や習慣、価値観に囚われず、
少し違った取り組み方を
継続してみてはどうでしょう。

 
 その信念が過去から現在への流れを
踏まえたものであれば、
現在の習慣や価値観が変化する可能性は
十分にあると言えるでしょう。
むしろ「少し先」を見通すことが、
皆さんの生き方に重要な意味を
あたえてくれるかもしれませんね。

 
 もう一つ重要なのは、
現在の習慣や価値観を大前提として、
生き方を固定化しないことでしょうか。

 こうやって生きていれば絶対大丈夫!
 この習慣(能力)を身につければ安心!
 この価値観だけは絶対に譲れない!

といった固執する生き方では、
大きな世の中の変化を迎えた際に、
必ず時代の流れ、世の中の変化に
置いていかれることになります。

 変化についていかなければならない、
というわけではなく、
しばらくすれば違った変化が起きるものですが、
生きづらさを感じて我慢の数年~数十年を
過ごすのもつらいですよね。


 そうであればこそ、時代の変化に左右されず、
中長期的な変化だけを押さえながら、
習慣や価値観の変化についていくことが
気持ちよく人生を生きる秘訣では
ないかと思うのです。



 
 現在から明日、そしてさらにその先へ。
時代の変化は常にぐるぐるとまわるもの。
それを前提に生き方をデザインするだけで、
違った景色が見えてくるかもしれません。
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一周まわって〇〇な話(その1)

2018-06-09 23:03:06 | 意識を整える



 最近DVDで鑑賞した

 「マネーショート」

という映画の中で、



 「1970年代の銀行員というのは
  非常に退屈な仕事だった」

と、かつての銀行員の仕事ぶりが
描かれるシーンがありました。



 アメリカの銀行員、
日本から見れば外資系バンカー
と言えば、

 華麗な仕事ぶりに
 派手な人付き合い、
 ザ・やり手!

というイメージが
思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?



 しかしながら、
そういったイメージはごく最近のもの。
40年前は地味で退屈な仕事、
少なくとも大きなレバレッジをかけて
金融商品をあちらにもこちらにも
売りまくる!という仕事ではなかったとのこと。



 1990年頃から現在にかけて、
銀行の業務内容が急激に変化し、
Ozakiが先ほど書いたような
イメージが先行するように
なったのではないかと思います。



 他方で、最近では長引く低金利や
大型金融機関の破たん、
AIの発達などもあって、
最近はまた銀行の勢いがなくなってきている、
というニュースも目にするようになりました。



 もしかすると世の中の変化に伴って、

 地味⇒派手⇒地味

というワンサイクルが成立している、
と言えるのかもしれませんね。

 
 こうした「一周まわる」話は
あちこちに転がっているように思います。
特定の業種の浮き沈みはもちろんのこと、

 音楽や絵画の流行
 就職先の人気
 食生活の在り方
 生活する中での価値観
 
 
といったものまで
基本的な自然科学の法則以外は
ほとんどすべてのものが
ぐるぐると一周まわっている
のではないかと思うほどです。



 極端な事例をあげるとすれば、
最近は不倫や浮気といった行為ですら、
容認され始める気配があるようにも感じます。
(Ozakiが推奨しているわけでも、
 実践しているわけでもありません。
 世の中の風潮の話です、念のため)
 

 しかしながら、不倫や浮気に
それほど「罪」の意識がなかった時代も
日本にはありました。
遡ると一夫一婦制が民法の一部として
正式に施行されたのは1989年(明治31年)の
出来事なのだそうです。
つまり一夫一婦制や不倫や浮気に対する
道徳的観念はこの100年の話、
とも言えそうです。



 不倫や浮気をテーマにしたドラマや漫画が
流行している世の中です。
人によっては結婚していても、
恋愛は自由にやってよい、というルールを
配偶者と定めている方もいるのだとか。

 現代社会において、それ以外の選択肢が
ないとも思えてしまう価値観ですら、
ぐるっと一周する可能性がある、
とも言えるのかもしれませんね。
 

 こうして考えてみると、
どんなことでも一周まわって、を
繰り返す可能性があります。
そうであれば、現在の

 生活環境
 人間関係
 社会的な価値観

だけを絶対視していると

人類の歴史の中で繰り返し起こっていること、
日本社会の中で大切にされていること、
仕事に関係する景気や流行のサイクル、

といった「一周」が見えにくくなる、
ことがよくわかりますね。



(次回に続けます)
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価値を提供せよ、さらば与えられん

2018-06-02 17:42:32 | 仕事術


 前回はやや脱線しましたので、
付加価値シリーズに復帰します。


 先週とある会合で意見交換をしていた際、
人生で一番大切だと感じている黄金律を
強く意識させられることがありました。

 その会合はOzakiが数年間ご縁を
頂いている方々との会食でした。


 しばらく話をしている中で、
先方から社内の人材育成がうまく行っていない、
特にシニア層と若手層の二極化が進んでおり、
その中間、30代~40代の人たちが
自分の仕事をしながら後輩を教えるだけの
余裕がなく困っている、
という相談を頂きました。

 Ozaki自身、まさに
 
 「30代から40代の人たち」

であり、自分の仕事をしながら
後輩を教える立場にいる身です。
 
 自分自身が組織内で心がけていること、
これまでにいくつかの後輩育成用資料を
作成してきたことなどをお伝えしました。
まさに悩みの解決のヒントになる話題を
提供できていたようで、
その後、いろいろと質問を頂きました。

 ご一緒していた皆さんは
コンサル契約を結んでいるわけでもなく
Ozakiからしてみれば

「付加価値を提供します!」

と 気合を入れてお伝えしたわけではなく、
自分自身の経験をお話したまで。
ただ、それが相手のツボにはまると
付加価値に生まれ変わった事例です。

 ただ、本日お伝えしたいのは、
Ozakiがたまたま相手のニーズにあった
価値を提供した話、ではありません。

 Ozakiが付加価値を提供した後、
先方からは業界の内部の詳しい話を
色々教えてもらうことができました。
中にはOzakiがまさに知りたかった、
安全管理に関する業務の在り方や
業界でのニーズなども含まれており、
Ozakiにとって貴重な「付加価値」を入手。
 

 根ほり葉ほり、聞き取りを行わずとも
 アンケートを何通もばらまかずとも、
 お金を出して情報を買わずとも、
 

付加価値を自分が提供すれば、
相手側からもおのずと自分が知りたいことを
提供してくれるのだ、ということを
改めて感じさせてくれた経験でした。

 専門用語で言えば
 
 「辺報性」

という表現になるのでしょうが、
シンプルに言えば
 
 「付加価値を提供すれば、
 必ずリターンはある。
 付加価値を提供し続ければ、
 必ず大きなリターンがある。」

ということになろうと思います。


 相手が求める価値を提供することは
即ち自分が求めるものを与えてもらう秘訣。

 ~が欲しい、
 ~をください、
 ~してもらえませんか、

ではなく、

 自分が提供できるのは〇〇です!

と言えることがとても大切なのだと思います。
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『本物』をまず学べ

2018-05-26 00:15:35 | 意識を整える




 毎年恒例、未来の競走馬視察ツアーの
興奮が冷めやらないまま、コラムを書きます。



 デビュー前の競走馬というのは
同じような姿形をしているのですが
(みな同じ年齢の競走馬なので当たり前)
ついている価格が全く違う、
そんな興味深い世界です。

 
 今回の場合は40人が一頭の馬に出資する
オーナーズクラブの出資者募集用の馬ですので、
事前に値付けされた価格が
一頭一頭決まっています。
1400万円の馬(一口35万円)の馬から、
一口1億5000万円(一口375万円)の馬まで、
血統的な背景と期待値から10倍以上の
価格差がある馬が同じ会場に並ぶ機会です。



 これが競走馬のセリ市になると
より価格差が大きくでることがあります。

 例えば、2006年のセリ市では
生まれて半年の仔馬に6億円(税別)の
値段が付きました。
(youtube 動画、ご都合のよろしい時に
ぜひご覧ください)

https://www.youtube.com/watch?v=n1Ubbf-0HqY&t=11s



 次々と同じような格好の馬が
セリ台に乗ってくるのですが、
価格が100倍違うのも当然の世界です。



 ただし、競走馬というのは

 血統がよければいい
 価格が高ければいい
 兄や姉に実績馬がいればいい

というものではありません。
能力の高い確率は何となく想定できますが、
実際にレースで走らせてみないと
本当の実力はわからないもの。
ましてデビュー前やレース中に
怪我をして二度と走れなくなってしまう、
そんな事態すらある生き物です。



 馬の姿形を見て、将来どのくらいの
賞金を稼げるかを正確に判断するのは
至難の業どころか不可能とも言えるでしょう。

 
 それでも効率よくよい馬を見つけている
馬主さんが何人かいらっしゃいます。
そういう方はどうやって馬を見ているか、
取材結果が載った本を見てみると

 「過去にいい成績を残した馬に

 立ち姿がまったく同じ馬、
 歩き方がまったく同じ馬、
 顔立ちがまったく同じ馬、

を選ぶ努力をするのがいい馬を見つけるコツ」

 なのだとか。

 
 なかなか見極めが難しいとは思いますが、
能力が高く、たくさん賞金を稼げる馬には
共通項があるようです。
そんな過去の『本物の素質馬』を
何頭も何頭も研究することが、
様々な特徴を持つ仔馬の中から
よりよい馬を見つけ出す秘訣だそうです。



 部分、部分を取り上げて、
この馬のここがいい、あそこがいい、
というのではなく、
過去の成功事例である活躍馬、
『本物』を目に焼き付けることが
活躍馬発掘のコツなのでしょう。



 思い返せばOzakiも獣医学部時代、
基礎的な勉強が続く2年生、3年生の時に

 「あの病気はこういう症状、
 この病気はこういう症状・・・
 と細かく覚えていたらキリがない。
 まずは一つだけ、健康な状態を
 とにかく覚えなさい。
 そうすれば、病院にやってくる
 動物たちのどこがおかしいのか、
 簡単にわかる。

 健康な状態が分からなければ
 そもそもなにが『異常』なのか
 わからんだろう。
 今健康な状態=基礎を学ばなければ
 どんな病気の症状を勉強しても役に立たない」


と言われ続けていました。



 競走馬にせよ、
 獣医学にせよ、
 そして仕事にせよ、

 まずはしっかりと基本を突き詰め、
「本物」と言えるモデルを学ぶこと、

この地道さがなにより大事なのだろうな、
とOzakiは思います。



 売上ナンバーワン!
 新規プロジェクトの提案承認!
 顧客満足度1位!

といった華々しい活躍をしている
上司や先輩の裏にはきっと
地道だけれども「本物」と言える
仕事の基礎があるはずです。

 
 
 競走馬の話はともかくとして
特に仕事においては、基礎の重要性、
本物と呼べるロールモデルやフレームワークは
極めて重要だとOzakiは考えます。



 今すぐ派手な実績を残したい、
という気持ちはわかりますが、
名馬発掘のプロセス同様に
まずは「本物」を学ぶことから
取り組むことが大事なのでしょう。
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『時間当たり付加価値』を競おう

2018-05-19 00:40:48 | 仕事術


 二回にわたって付加価値について
お話を続けてきました。
今回は付加価値を生み出す場合、
少し気を付けておかねばならない点を
お伝えしようと思います。



 それは付加価値の絶対量ではなく、
時間当たりの付加価値を意識しましょう、
というものです。



 付加価値を生み出せるか、出せないかが
「生死」を分けると前回お伝えしました。
では、付加価値を出すためには
どれだけ時間をかけてもよいのか?
と言われれば、そうではありません。



 我々人間の時間は有限ですが、
仕事もプライベートも家事も育児も
とにかくやらねばならないことは
次から次にやってきます。
そういう状態で、仕事であれ、趣味であれ、
NGOなどの活動であれ、
無限に時間を使っていいので、
付加価値を生み出そう、という取り組み方では
思ったように成果がでないのは
ある意味当たり前の帰結です。


 定められた時間の中で、
付加価値をどれだけ高められたか、
この「時間当たりの付加価値」が
皆さん自身の真の価値ではないでしょうか?

 
 時間を大量に使って
付加価値の総量を上げようとする、
その行為をスポーツに例えてみましょう。

 サッカーは90分間という制限時間の中で、
相手よりも多くゴールを決めれば勝ち、
というゲームです。
Aチームが90分間で2点を取り、
Bチームは90分で0点なら、
当然Aチームの勝ち。
では、Bチームがさらに90分間、
プレーを続けて3点取った場合どうでしょうか?

 ゴールの総量で言えばBチームのほうが
Aチームを上回っていますが
そもそも制限時間の中で
ゴールを決めていません。
サッカーのルールに従えば、
勝手に延ばした制限時間で生み出した
付加価値は無価値です。



 野球でも同じで、

片方のチームが9回で何点取れるか?
相手チームは12回で何点取れるか?

お互いの合計点で勝ち負けを決めます、
などということは間違ってもあり得ません。



 我々の生活ではここまで明白な
「ルール違反」はないかもしれません。
しかしながら、勝手に締切期限を延長し、
生み出された付加価値には
あまり意味がない、とOzakiは考えます。



 決まった時間の中でしっかりと成果である
付加価値を生み出せるかどうか、
この考え方ができるだけで、
付加価値の絶対量だけを考えている人とは
一線を画した活躍ができるかもしれません。
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