前回はとにかく書くこと(アウトプット)をはじめよう!という内容でした。それがよいインプットを呼び込み、よりよいアウトプットにつながるわけです。逆に言えば、書く場がないということは勉強する場がないと同義。一日少しでも進歩するためにはなんらかの勉強をしなければなりませんので、極端に言えば
「書くことは経年優化の基礎である」
とも言えるかもしれませんね。
前回はアウトプットによってインプットの量が増えるがメインテーマ。今回はインプットの質、アウトプットの質に焦点をあててみたいと思います。
アウトプットしようとするとインプットの質は自動的に上がります。仕事の上で例を挙げるとすれば、会議に出席している時を想像してください。読者の皆さんもこれまでいろいろな会議に出席してきていると思います。
同じように会議の席で座っていても
自分自身が情報を持って帰ればいい会議
と
情報を持ち帰った後上司や同僚に報告する必要がある会議
であれば、後者の場合はアウトプットの必要がありますよね。特に上司に対してアウトプット(報告)が求められる場合は
内容を自分なりに理解し、その意味合いを咀嚼しなければなりません。
そのため、インプットの受け取る時に無意識のうちに情報を整理し、アウトプットのために再構築しているはずです。つまりアウトプットが求められる時、自分でインプットの質を上げているのです。同じ情報を受け取っていたとしても心の持ちようでインプットの質は変わる、とOzakiは思います。
しっかり吸収するぞ!と思いながら聞く話
と
あー、面倒だな、早く終わらないかなと思いながら聞く話
もしくは
とりあえず一通り表面を読めばいいやという気持ちで読む本
と
これは面白い!しっかり頭に焼き付けておこう!という気持ちで読む本
どちらがインプットの質が高いか、は明白でしょう。
より質の高い情報を求めるという姿勢は必要ですが、同じ情報でも、自分がどのように取り込むかも重要だと感じませんか?
アウトプットの場があれば自然とインプットを取り込む姿勢が変わり、前半で書いたような
インプット⇒ 理解 ⇒ 整理 ⇒ 再構築 ⇒ アウトプット
という流れができあがります。この流れを通過することでインプットの質が自然に上がります。この自然な流れを作り出すために必要なこと、それはアウトプットをすること。アウトプットの場を作ることがインプットの質を上げる第一歩です。
何気ない毎日の出来事から質の高いインプット作りのためにも書くことをオススメしたいOzakiです。