戦後間もない頃に作られた、小津安二郎監督作品です。家族物映画の集大成とも言われ、海外では、このDVDが字幕スーパー見る事が出来るのです。おそらくは日本で見る事の方が難しいのではないでしょうか。血のつながった家族でも、なかなか久しぶりに再開しても、気まずさと、厄介者扱い、遠慮しながら、というのが現実なのでしょう。私も厄介者にされる年齢に近いので、身につまされる思いで鑑賞しました。モノの不自由な時代にこんな家族の繋がりならば、モノの豊富な今はどうなのでしょう?より家族の絆は弱く、脆くなってはいないでしょうか?私のこの時代は生きて行くのに精一杯だったと記憶をしています。物語だけに大げさに描かれているのかも知れませんが、親を厄介者扱いする様になれば、この世も末ではないでしょうか?年をとれば「宿無しか」。悲しい現実でしょう。
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こちら噺家の一家の方が書かれた本【子の世話になりながら死にます】と言う本がでています。 因みに意味合いが逸れるかも、地名に【姥捨】があります。楢山節こう
昨年の漢字一文字は【絆】