男子厨房に入る ー 独り言

近頃のシニアは元気がいいのです。まだまだ体力のある間はと動き回っていろいろと感じた事を書き綴っています。

混獲

2005-12-05 | Weblog
漁業で対象でない魚が混じって捕獲されることを混獲いいその量がかなりの量になり漁場を荒らしているとの批判がでています。 米国で商業捕獲される魚の5分の1が捨てられていることが、専門誌「魚と漁場」で報告された。水揚げされても対象魚でないといった理由で捨てられる量は、年間100万トンに上ると言われています。
 USAトゥデイによると、同調査の主体は環境保護団体オシアナ。米国が管理する主要漁場に関する最新データ(2002、03年)を基に、ニューハンプシャー大学の研究者アンドリュー・ローゼンバーグ氏らが分析した。同氏は政府が委任する海洋政策委員会の委員でもある。

 ローゼンバーグ氏によると、捨てられた100万トンの魚の中には、利用可能な良質のタンパク質が含まれている。捨てられる魚は、漁の対象魚でなかったり、捕獲禁止魚または制限魚であるというのが理由だが、たいていの場合死んだか死にそうな状態で捨てられる。

 調査によると、混獲量は底引き網漁が最も多い。メキシコ湾のエビ漁では、エビ1ポンドにつき4ポンドの割合でエビ以外の魚類が混獲される。その混獲投棄量だけで全米のほぼ半数を占める。ただ、15年前はエビ1ポンドにつき混獲が12ポンドであり、エビ漁は技術革新が進んだとの見方もある。

 混獲の割合が最も低いのは、アラスカ沖のタラやセイスなどの底魚漁で、混獲は1ポンドにつき0.12ポンド以下まで下がっている。

 連邦議会では現在、混獲の監視を強化する法案の導入が検討されている。

 業界の擁護団体、全米水産研究所(NFI)のステイシー・ビエラ氏も、混獲は漁業従事者にとって時間と金の無駄使いだと話す。同研究所は、世界野生生物基金(WWF)が主催するスマート・ギア大会に協賛している。同大会では、海中の哺乳類の殺傷を防ぎ、商用漁業の能率を高める道具を発明した人に賞金2万5000ドルが与えられる。
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