大統領選挙があと数週間にせまったアメリカでは選挙用の宣伝が、新聞でもテレビでも頻繁に見受けられます。さすが自由の国と思わせるのは政党や候補者だけでなく巨額な資産を持つ個人が彼らの信ずる事を宣伝し、候補者を側面から応援するのです。今朝の地元新聞では、同性の結婚に反対する人（ビリー・グラハム）が、聖書の教義に反する行為だとして、暗にオバマ候補を非難する全面広告を出しています。数ヶ月前はチェーンレストランのオーナーが「私は同性婚に反対です。」と表明したら、このレストランを訪れる人が急増したとのニュースが伝わりました。自由が謳歌される国です。
日本では殆どこんな記事が新聞を賑やかしはしませんが、動物愛護者の多いアメリカでは大きなニュースになっています。２０１１年のオハイオ州にある動物シェルターでの、犬の安楽死数です。預かった犬の数が一番多かったのはフランクリン郡で11050頭、そして貰われて行ったのが52.7％、安楽死させられたのが47.3％でした。州全体では平均30％が安楽死されています。愛犬家が多いのがこういった数字に影響するのかどうか、安楽死の少ない州はキャロル郡1.2％、多い州はローレンス郡81.4％と大きな開きが見られます。
マサチューセッツ州の薬品メーカーが汚染された、ステロイド剤を出荷し、それが原因で全米50州で髄膜炎にかかる人が急増しています。ただ今２８４人でその内２３人が亡くなっています。在ってはならない医薬品の汚染、信じられないことです。発症はしていないがこのステロイド剤を使用した人は１４０００人はいるのでは無いかと推測されています。髄膜炎自体は伝染する病気出ないだけに不安が広がっています。
