杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

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エビデンスは所詮、エビデンス?

2008年05月22日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
漢方に取り組み始めてからは、不定愁訴にフタをしなくなり、診療スタイルが大きく変化したのを体感している。漢方は存在そのものがエビデンスである、と強く思う。Impact factorの高い雑誌により西洋医学のエビデンスは一日でひっくり返ることもあるけど、、漢方にはそれがない。いらない薬は自然淘汰されていくからだ。と思う。
腹証図解漢方常用処方解説という本は高山先生が書いた本ですが、イメージで漢方を捉えるのに非常にグッドだと思います。漫画チックで僕は好きです。エビデンスを知っておくことは大事だと思うけど、それが全てじゃない、といつも思っています。
写真:張仲景
張仲景(ちょうちゅうけい)(150?-219?)
張仲景、名は機、後漢のころの南陽郡涅(でつ)陽(よう)(河南省鎮平県東北部)の人。文献上の考証では、桓帝の和平元年(150)に生まれ、献帝の建安24年(219)卒。享年はおよそ70歳。仲景は幼い頃から「群書に博通」し、10代ですでに地方に名前が広まっていた。霊帝のときに、孝廉に推挙され、50歳のころには長沙の太守(県知事のような政治家)となった。しかし彼が有名なのは政治家としてではなく、『傷寒雑病論』という医学書の著者としてである

β-Dグルカン

2008年05月22日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterですう。
今日は大学のカンファレンスであつい議論をいろいろした後に、四ツ谷まで出掛け、夜の7時半から9時すぎまで漢方セミナーに参加してきました。高校生の頃に習った古文の授業を聞いているような錯覚に陥りました。内容は難しかったですが、何とかついていきたいと思います。そして来年には漢方専門医をとりたいと思っています。その後、大学の明日の外来の予習をして帰宅したところ、こんな時間です。ですが、久しぶりにがんばってブログを更新していたら、昨日のあくせす数は800近くもありました。おおっ!ところで、もう一つおおっ、というのがコレ↓
http://www.journals.uchicago.edu/doi/abs/10.1086/588295
以前に研修していた病院からの報告です。βーDぐるかんを日本からLANCETに発信した先生が今度はCIDに出していました。まだ読んでませんが、、微生物検査室でしこたまお世話になったSさんもco-authorで入っているようです。おめでとうございます。研修医数人で毎日のように微生物検査室に通っていた(遊びに行っていた?)頃が懐かしいです。あんず医局からも、最近アクセプトされた論文たちをそのうち色々と紹介できると思います。乞ご期待!