杏林大学呼吸器内科 『あんずの呼吸 part2』

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アレルギー性鼻炎、花粉症の季節です

2008年03月14日 | Kanpo-Master の部屋
Kanpo-Masterです。
いやあー、花粉症の季節です。私ももれなく花粉症の一員ですが、さほどひどくは
ありません。しかし、症状出現に乗じて様々な漢方の内服に自らトライしております。小青竜湯は私には結構効きます。やはり麻黄と石膏が利水と清熱という意味で
keyの生薬となります。エキス剤には大青竜湯がないため、麻黄湯+越婢加朮湯
もしくは桂枝湯+麻杏甘石湯で代用することも可能なようです。ということで
先ほど後者を試してみました。麻杏甘石湯の1剤でも石膏10g, 麻黄4gが入っていて結構効く印象があります。ちなみに桂枝湯は多汗症の人にずばっと効くことがあるようです。もともと表証に効く薬です。いずれの薬も比較的速効性があると思います。漢方は眠くならないのもいいですし、鼻汁のみならず鼻閉にも効果あります。小青竜湯や麻杏甘石湯は喘息発作でも時々使用しています。ということで、まず花粉症には小青竜湯を試すことをお薦めします。

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