今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

渡岸寺観音堂(滋賀県長浜市高月町渡岸寺)

2019年07月04日 | 神社・仏閣
渡岸寺観音堂(向源寺)
日本で一番美しい十一面観音像が安置されている観音堂。今回が5度目の参拝になる
この寺院の魅力は観音像だけではない。仁王門前に斜めに伸びる木がそうなのだが、何とその木がなくなっている



仁王門
近くの家から出てきた女性に尋ねると、昨年の台風21号の影響で倒れた木が仁王門を損壊する恐れがあるということから切ったと知らされた
この時、私も旅行中だったが、この台風を避けるため航路を変更し、茨城県周辺に10日程滞在していた
このようなことが起こっていたとは全く知らなかった。残念というよりショックを受けた









姉川の戦いで近隣の堂宇民家が焼き払われていた
住僧巧圓は門信徒とともに観音像をはじめ多くの仏像をこの地に埋めて災禍を逃れた



その仏像が正面の本堂横にある観音堂に安置されている



本堂
渡岸寺観音堂と向源寺との関係について。渡岸寺観音堂の渡岸寺は地名で、住職不在だったため、地域住民が昔から観音像を護ってきた歴史を持つ
ところが十一面観音像が国宝に指定されたため、これまでの地域住民の管理が認められず向源寺に属することになった
現在も地域住民が受付や観音堂内での説明など実質的な運営をしている



写真右下が伐採された跡である



2年前に参拝したときの写真になる渡岸寺観音堂←クリック)

撮影 令和元年5月17日

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