今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

竹峰山 華足寺(宮城県登米市東和町米川字小山下2)

2024年03月18日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月7日

竹峰山 華足寺(けそくじ)
真言宗智山派の寺院
大同2年(807年)坂上田村麻呂が蝦夷征討で当地を訪れた際、戦没者の霊と戦死した愛馬を慰める為に馬頭観音(馬頭明王)を勧請
愛馬を埋めた塚の上に堂を造営したのが始まりとされる

山門(宮城県指定文化財)
寛政11年(1799年)に仙台藩9代藩主 伊達周宗から寄進された
屋根は、過去数回修理され更に吹き替えられたが、その他は創建時(225年前)のままの姿



2階には十二支の守り「本尊八神像」を安置



案内板



二天像

「増長天」南方を護る守護神 青い顔で宝剣を持った姿で表される



「多聞天」北方を護る守護神



二天像のピントが合っていない
格子の中央に(高い場所にある)空間があるが、そこにレンズを突っ込み、背伸びして腕を伸ばして震えながら撮っている
堂内は暗く、目視できない状態でシャッターを押しているため失敗している



仁王像は寺で唯一写真が撮れる場所なので工夫しているが、その姿は不審者そのものだ
過去にパトロール中の警察官から、職務質問を受けたこともある



新田次郎文学碑
「密航船水安丸」という小説が、この地方の取材作品で全国的に有名になったそうだ
明治39年、及川甚三郎が率いる82人の密航者は、宮城県の荻浜港から、帆船で新天地・カナダへ向かった……
日本人の理想郷をつくるため、あらゆる困難を乗りこえ、勇気と行動力とで、その夢の実現に生涯を賭けた男を描いている



高倉健主演の映画「八甲田山」は観たことがあるが、小説はこれまで読んだことがない



(違和感のある黒牛)
牛馬の守護神として関係者から信仰の対象とされた事からか



鐘楼堂






馬頭観音堂(登米市指定文化財)
馬頭観音は動物燐憫の守護仏であり、馬の霊場としては日本最古と伝えられる



平安時代には奥州藤原氏の庇護を受けたが、1570年(元亀元年)に焼失した



天明6年(1787年)に仙台藩8代藩主 伊達斉村から観音堂を寄進された



案内板









額には「観世音」



堂内の様子



絵馬が壁と同化している錯覚に陥る



回廊の床一つみても、匠の技が施されている



少し離れた場所から観音堂を眺める



観音堂から少し高い場所に建物が見えた



観音堂から3つの建物が一直線で並んでいる



奥之院






地蔵堂






納骨堂



小安観音堂



田村麻呂将軍姿見の池



客殿
建築年代は不明
特徴は玄関の位置が正面ではなく端に設けてある



床面の向きが逆向きになっていること、天井が竿天井であること、欄間の造りとなっていることが特徴



道路沿いに咲いていた「曼珠沙華(彼岸花)」



この薄紫色の花の名前は知らないが気に入っている
普段、花など興味は無いのだが、旅先ではカメラを向けてしまう



撮影 令和5年10月7日

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