今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

車中泊旅行 東北編 その2(恐山・ねぶたの里・棟方志功記念館)

2013年10月09日 | 車中泊
高校時代から霊感が強かったのか、本来なら見えないものが見えるし、話しかけてもくる。
就職して間もない頃、大学の先輩と旅先である小樽市の焼鳥屋に入った時の話しだが、若くて美人の女将がいた。
ところが、目と目が合うと妙な感じになり全身に鳥肌がたつ。
しばらくして、また視線が合うと同じ感じになる。不思議に感じていたが、先輩が席を外したときにその女将から「霊感が強いですね」と言われた。
店に入ったときから向こうも感じていたらしく、話しをしたいと思っていたそうだ。
その女将は夕張出身で幼い頃から炭鉱事故で亡くなった人がよく出てきて一緒に遊んでもらったという経験をたくさん持つという。
話しは長くなるので、途中を省略するがその女将から言われたのは「恐山に行きなさい。あなたの人生が変わるかもしれない」と。
この言葉は常に頭から離れず、その時から30年後にやっと実現することになった。

釜臥山 菩提寺(別称:恐山菩提寺) 
青森県むつ市の恐山にある曹洞宗の寺院。
寺伝によれば862年(貞観4年)天台宗の僧円仁がこの地を訪れ創建したと伝えられる。 




なぜ、この地を訪ねたのか。人生を変えたかったのか。



いや、違う。
30代後半の頃「今、山にいるから助けて」と叫ぶ声に目が覚め、翌日の行方の絶っていた航空機が山から発見されたニュースが流れた。

 

その間の詳細は話すことはできないが、その日から長年苦しんでいた不思議な力から解放された感じがしたのだ。



それを確かめるためにこの地に立った。



各場所に静かに立ち呼吸を整え、周囲の霊気を感じ取る。



周囲は独特の不気味さはあるが、何も感じない。



ここは血の池地獄だが、ここでも何も感じない。



それを確かめることができただけでもこの地を訪れて本当によかった。



日本三大霊山・霊場・霊地のすべてに入っている恐山。
その雰囲気は十分にある。観光客も多いがここでは笑顔の人はいない。



極楽浜から見る、宇曽利山湖。その美しさがかえって不気味さを感じさせる。

 

この日は道の駅「浅虫温泉」の温泉に浸かり、前日の睡眠不足に疲労も重なりシートの凸凹も気にならず熟睡。


撮影 平成17年7月25日

快適な朝を迎える。朝、駐車場で横に駐まっていた老人の男性に声を掛けられた。
これから1ヶ月かけて北海道観光をするそうだ。
雑談の中で車内がとてもきれいで素敵ですねと話していたら、私の顔の前に後方から急に手が伸びてきてりんごが。
恐山の祟りかと驚いたが「褒めてくれてありがとう」と奥さんからの贈り物だった。
さらに雑談に花が咲き車内まで見せてくれた。
最後に、75歳になり「最後の旅になる」と寂しそうに語っていたが、奥さんは「毎年言ってるのよ」笑っていた。 

ねぶたの里
青森と言ったら「ねぶた」のことが頭に浮かぶ。



その当時の職場の同僚に青森県出身者がいたが祭りの時期にはいつも実家に帰省する。 



この祭りに参加することが楽しみだと話していた。



この壮大な山車を見ているだけで雰囲気はわかるような気がする。



坂上田村麻呂が陸奥国の蝦夷征討の戦場において敵を油断させておびき寄せるために大燈籠・笛・太鼓ではやし立てたことを由来としていた。



しかし坂上田村麻呂が現在の青森県の地で征討活動をしたとは考えられず、ねぶたの起源とされたものも田村麻呂伝説の1つと見られる。



ねぶた会館では、青森ねぶたや弘前のねぷたなど、十数台のねぶた ねぷた を展示している。






棟方志功記念館 



青森が生んだ世界に誇る板画家棟方志功の文化勲章受章を讃え、その芸業を末永く後世に伝えるため、1975年(昭和50年)に開館した。



校倉造りを模した建物は、池泉回遊式の日本庭園と調和し、季節の移ろいとともに四季折々の風情を感じさせる。



展示室は作品をゆっくり鑑賞できるようにとの工夫がされている。
本物の凄さは作品から何かを感じ取ることができるし、何かを感じ取ろうという気持ちにさせる。




撮影 平成17年7月26日

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