今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

東叡山 寛永寺 その3(東京都台東区上野公園)

2015年11月09日 | 神社・仏閣
東叡山 寛永寺
徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に寛永寺を建立した

上野大仏(パゴダ)
現在の上野恩賜公園内にあった大仏



像高約6メートルの釈迦如来坐像



第二次大戦時には軍の供出令により胴体を徴用された



度重なる罹災により損壊し、現在では顔面部のみがレリーフとして保存される
*洞爺湖ぐるっと彫刻公園の作品「月の光」を思い出す



数々の災難を乗り越えた大仏、顔を残す様子が「これ以上落ちない」ということから、「合格大仏」として親しまれている


 
大仏殿の跡地にはパゴダ(仏塔)が建立された






本尊として旧薬師堂本尊の薬師三尊像が祀られている



前回紹介した「不忍池辯天堂」から歩いてきた途中に

時の鐘
「花の雲 鐘は上野か 浅草か」(芭蕉)



芭蕉の詠んだ句は、この鐘である
「日本の音風景100選」に選ばれている



五條天神社
第十二代景行天皇の御代、日本武尊が東夷征伐の為、上野忍が岡を通った時、薬祖神の大神に御加護を頂いた事に感謝し



この地に大己貴命(大国主命)と 少彦名命の両神を祀った



上野大仏見物後、次の目的地となる場所にさらに歩いていく
 


お化け燈籠
高さ6.06m、笠石の周囲3.63mと巨大で、その大きさゆえに「お化け燈籠」という



京都南禅寺・名古屋熱田神宮とともに、日本三大燈籠に数えられる



撮影 平成27年10月14日

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2 コメント

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感動の一言です (OTETSUDAI @)
2015-11-09 17:44:38
10月14日は撮影で多忙だったと思います。私の知らないところばかりを見せて頂き感謝します。
東叡山 寛永寺にこのようにいろいろな名所名跡があるとは関東に住んでいて日増しに恥ずかしさが増してきます。
大仏がマスクだけとは何ともやらせない気持ちになります。「これ以上落ちるところはない…」と言う事でのお守りお札の願掛け。分かるような気持ちがします。
私はもう今以上に願うものがありませんから願いのある人が羨ましいです。トーテンポールのようなものもありますね。お化け灯籠とは何を持ってお化けと称しているのでしょうか。今回も感動する写真をありがとうございました。
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歴史の奥深さを感じます (2014kurumatabi)
2015-11-09 22:42:35
 コメントをいただきありがとうございます。
 お化け燈籠ですが、その大きさ故に、そう呼ばれているようです。写真ではその大きさが分からないと思いますが、確かに規格外です。寛永寺も上野公園も初めてなので、この時は周囲をキョロキョロしながら歩いて見つけました。
 上野大仏の存在もまったく知らず、一つ知識を身につけることができました。顔面部のレリーフが合格大仏として受験生に役立っているのですから、本望かも知れません。この場所は、大変印象に残っています。
 北海道の公園は自然ばかりですが、さすが東京、歴史の奥深さを感じます。
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