今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

叶山 三宝院 願成寺(福島県喜多方市上三宮町上三宮字籬山833)

2024年03月31日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月12日

叶山 三宝院 願成寺
浄土宗の寺院
嘉禄3年(1227年)法然上人の高弟 隆寛律師の開山、開基はその弟子 實成房上人

表門



願成寺縁起



山門(福島県指定文化財)
元禄11年(1698年)に竣工した楼門造りで、禅宗様と和様を混ぜた建築



扁額には山号の「叶山」






鐘楼






鐘楼から本堂を眺める



本堂(福島県指定文化財)



慶長16年(1611年)慶長三陸地震による震災で現在の場所に移転
会津藩主 初代 保科正之、正経、正容(正信)三代を通じて大施主となったもの



時代が流れ
明治初年(1868年)以降、廃佛のことあって寺勢衰え、無住の時代もあった
昭和の時代になり、63世映譽上人は、大戦後の混乱の中で幼児教育園を興し、寺域の整備につとめた
本堂、庫裡及び大佛殿の屋根大修理さらに三門、鐘楼の銅板ふき替え、新阿弥陀堂を建立した






扁額には社号の「願成寺」



本尊:阿弥陀如来像






手水舎



旧阿弥陀堂<千佛堂>(福島県指定文化財)






階段横に千佛堂の札がある



扁額には「阿弥陀堂」



千葉の梅沢徳次郎氏奉納による十三佛が正面に安置されている






内陣に描かれる飛天女






大仏殿



木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像(重要文化財)
通称:会津大仏
左脇侍(向かって右)は観音菩薩、右脇侍は勢至菩薩
両脇侍は大和座りで、この形式は、京都三千院の阿弥陀三尊像と同じであり、東北地方では珍しい



鎌倉時代の作
寄木造り
阿弥陀如来像の像高は2.41m



「来迎印」を示し、千仏舟形光背を負う



「観音菩薩」
「大和座り」とは、両膝を地面につけて座る形で、正座に近い
両足を揃えて座るが、やや前傾姿勢で腰を浮かせている
三千院及び願成寺の観音、勢至菩薩がこの座り方である



「勢至菩薩」
かなり前になるが「三千院」を最初に訪れた時に
タクシーの運転手から「お迎え」の仏像だから手を合わせるなと助言されたことがある



願成寺庭園
願成寺は、「花の寺」としても親しまれている
桜、あやめ、シャガ、さつき、紫陽花等の四季折々の花々で彩られる



五重塔



パワースポットの祠らしい



池は「心字池」になっている












撮影 令和5年10月12日

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