一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

静態保存 アルピコ交通ED301

2020-09-02 14:45:00 | 静態保存機
アルピコ交通上高地線が所有する凸形の電気機関車ED301です。
ED301は米国のボールドウィン社とウエスチングハウス社が製造しました。
当初、信濃鉄道(現JR東日本大糸線)が貨物列車のけん引車として採用しました。
1956(昭和31)年に岳南鉄道に払い下げられた後、西武鉄道に譲渡され、1960年に
アルピコ交通上高地線の前身・松本電気鉄道に譲渡され2005年に廃車となりました。




そしてNHKBS1「沁みる夜汽車2019冬」でも番組となりました。
JRの特急運転士だった故林公介さんは出世コースだった司令室への辞令を受けて退社。
地元の小さな鉄道会社であるアルピコ交通上高地線の運転士として再就職しました。




アルピコ交通ではED301を修復させようと活動していましたが37歳で他界。
両親は息子のことを理解出来ぬまま失ってしまい、鉄道を愛した息子への気持ちの変化を見つめる番組。
鉄道ファンの仲間が遺志を継いで2013年5月から修復に取り組んで2019年に往時の姿に戻しました。
故障で走らせることは出来ないらしいのですが、今後は完全復活を望みます。

撮影日 2020.08.02 10:30 新村駅構内   


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