練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『陰日向に咲く』 劇団ひとり

2007-04-18 | 読書
あの劇団ひとりが書いてるの?
どれどれ、お手並み拝見と行きましょうか、みたいな読み方になってしまう、やっぱり。

で、読んでみた感触は・・・
なかなか面白いんじゃないの???
と素直に思えましたよ。

たぶん、わたしもよく読んでいるあの作家やあの作家、
劇団ひとりも大好きなんだと思う。
きっといろんな本を読んで、いろいろずっと思ってたこととかがあって、
自分も書いてみたい、書いてみよう、とか思って、
あんなこと、こんなこと、こんな構成、あんな展開、
いろいろ小説を書くにあたってやってみたかったことを盛りだくさんにこの作品に書いてみたんだろうなぁ、というのが伝わってくる。

次回作がどんな風になるのかが楽しみ・・・というか、
処女作にこんなに力入れてしまって、次は書けるのかなぁ、
なんて余計な心配してみたりして。

崖っぷち・・・

2007-04-17 | アート
国立新美術館の内部の人気のレストラン!
あんなところにあるんですよ!
逆さに立てた円錐形の上がレストランになっている、という設計。

入ってみたかったのですが、すご~~~く並ぶ、と聞いて断念


美の三角地帯

2007-04-16 | アート
国立新美術館に行ってきました!

東京ミッドタウンにできたサントリー美術館、六本木ヒルズ内の森美術館、そしてこの国立新美術館のエリアを称して「ミュージアムトライアングル」っていうんですよね?たしか。
六本木って以前は夜は華やかだけど、昼はなんかごちゃごちゃしててゴミだらけの汚い街、という印象が私はありましたが、ヒルズ、ミッドタウンなど、綺麗でショッピングもできて、建物自体も建築物として興味深いエリアができて、綺麗になったなぁ~~~と感動しました。

この国立新美術館のファサード、さんざん宣伝されているので、よく雑誌とかでは目にしていましたが、実際に目の当たりにすると、迫力です!
そして美しくてカッコいい!

中の様子など、続きはまた明日!

ベランダの・・・

2007-04-15 | お花
最近の様子です・・・。
もう少しするとミニバラが咲いてきて花盛りになる予定。
家の中は本で床が抜けそう。
ベランダは鉢植えで床が抜けそう・・・。
なので、両方ともずいぶん整理したんですけどねぇ

『幻夜』 東野圭吾

2007-04-13 | 読書
『白夜行』の続編と言われているし、そのようなことを匂わすストーリーでもある。
でも決定的に違うのは、『白夜行』では雪穂と亮司の接触はおろか、二人の心の内が書かれることは全くなかったのに、『幻夜』では美冬(=雪穂?)と雅也の接触がかなり頻繁に書かれているし、なにより雅也の思考は読者に明らかなことだ。

美冬を思うあまりに悪事に手を染め、まるで彼女のあやつり人形のように生きてゆく雅也。
彼の愛情、恐怖、後悔、迷い、怒り・・・そんな感情がしっかりと描かれている上でこの作品を読んでゆくと、
まったく美冬って女は恐ろしいなぁ~~~~と思ってしまうのだ。

この世のものとは思えない美貌と冷静で冷徹ともいえるほどの頭脳をもっていて、女性の欲すると思われるものすべてを手に入れてゆくんだけれど、
はっきり言ってぜ~んぜん素敵に思えないように書かれている。

『白夜行』のときの雪穂の亮司に対する気持ちと、
『幻夜』の美冬の雅也に対する気持ちもたぶん全く違うんだろう。

結局は悪女の悪事はすべてうまく行って、男はそれに翻弄されるだけ、
という展開。
男にはここまではできない、って思っているのかなぁ、東野さん・・・。

かなりブ厚い作品でしたが、一気に読めました。

ロックガーデン 春

2007-04-11 | お花
ロックガーデン全体の様子です。
華やかっていう感じではないけれど、渋いですよね~。

「ロック」ガーデンだけあって、いい感じの岩が置いてあるのですが、
こういう岩とか流木とかって、どこで手に入るんでしょうね・・・???

ちょっと変わった・・・

2007-04-10 | お花
チューリップだと思うんですけど、原種っぽい雰囲気。
葉も細長く、つぼみもふっくらというよりはとんがった形をしています。

ロック・ガーデンは今や、見たこともない花がたくさん咲いています。
毎日その前を通るのが楽しみ!

スペインのオケ

2007-04-09 | ピアノ・音楽
スペインのオーケストラによる、スペインの曲を聴いてきました

フリードリッヒ・ハイダー指揮
オビエド・フィラルモニア
4月7日(土)14:00~
東京文化会館 大ホール
ファリャ:歌劇『はかない人生』より 間奏曲と舞曲
ファリャ:スペインの7つの民謡
      バリトン:イヴァン・パレイ
サラサーテ:「バスク奇想曲」Op.24
      「ハバネラ」Op.21-2
      「ツィゴイネルワイゼン」Op.20
      「カルメン幻想曲」Op.25
       ヴァイオリン:イワン・ポチョーキン
ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」

タン・タカ・タッ・タッ・タ・タ・・・
というフラメンコのリズムが頭から離れなくなるようなスペイン色一色の演奏会でした。
あのリズム感っていうのはやっぱりお国柄なんでしょうか?

どの曲もよかったけど、「カルメン幻想曲」が私にとっては一番印象的
「この曲、こんな曲だったっけ???この人、なんだかノリで勝手に弾いちゃってるんじゃないだろうか???」
と、思うほど、独創的。
曲自体が完全に自分のものになってるっていうことなんでしょう。

プロの音楽と、自分のお稽古の音楽と比べるなんてもってのほか、とは分かっているんだけれど、
こういう時にやっぱり違うな~、と痛感します。
私が演奏するときは楽譜の中のひとつひとつの音を追って楽器で鳴らすのが精一杯。
でも、舞台上で演奏してくれるすばらしい音楽家たちは、音符っていう記号で伝えられた音楽を自分の発する自然な言葉のように感情、表現、時によっては人格までも映し出して演奏してくれる。
それって本当に難しいことで、それができるって本当にすごいことなんだよなぁ~と実感するような演奏会でした

ネモフィラ

2007-04-07 | お花
ネモフィラの青い花も大好きです。
これって、オオイヌノフグリの仲間なんですよね。
そういわれてみれば、お花の形とかが似ています。

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎

2007-04-06 | 読書
読み始めたのがたぶん半年位前・・・
で、やっと読み終わりました。
どうしてこんなに時間がかかったのかというと、
持ち運び用に買ったんだけど、その他に図書館から借りたり、人から借りたり、
優先順位の高い本を読みつつ、合間合間にちょびちょび読んでいたらこんなに時間がかかってしまったというわけで・・・。
決して読みにくい、とかつまらないとか、そういうことは一切なく・・・。

なんだか言い訳がましくなってしまいましたが、
いい意味で、こんな風にとぎれとぎれに暇つぶしっぽく読んでも面白い!
もちろん、一気に読ませる面白さもあり!

でもね~、私的には不本意ながらもちびちび読む羽目になってしまったんだけど、
そんな読み方も楽しかった。
ストーリーを楽しめる、というのも伊坂作品の魅力だけれど、
この作品は特に登場人物のテンポ感のある会話がよかった!
おしゃべりな響野もいいんだけど、私は久遠クンが好きなんだなぁ~。
言うことがいちいち的を得ている、というか、子供のような無邪気さも感じられて、天衣無縫なおぼっちゃま、という雰囲気・・・と勝手に想像してしまう。

それから、章ごとにある、字引みたいなコーナー、
そこにある文例?みたいな、おかしな文章が笑える!
また暇なときにぱらっとページをめくってそこだけ読んでも絶対おもしろい!

ブラックユーモア的な部分もあるんだけど、
これはとにかく楽しんで読める伊坂作品でした