練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『I LOVE モーツァルト』 石田衣良+「熱狂の日」音楽祭

2007-04-23 | 読書
ここのところGWは東京国際フォーラム付近でカジュアルなクラシックのコンサートが開かれるのが恒例のようです。
おととしはベートーヴェン、去年はモーツァルト、今年は民族のハーモニーをテーマにして朝から晩まであちらこちらでクラシックの生の演奏を聴くことができる「熱狂の日(ラ・フォル・ジュネ)」音楽祭。
去年のモーツァルト音楽祭に合わせて石田さんが書いたモーツァルト読本です。

この方は作品の中にもよくクラシック音楽が登場してくるし、
相当なクラシックファンなんだろうなぁ、と思っていましたが・・・
やっぱりそうでした。
すごく詳しくて、ヲタクに近いくらい???

でも、仕事は仕事だけど、自分の好きなもののことについて好きなように記録を残せて、それを本にして出版できるなんて、うらやましいです。

私はもともと伝記のようなある人の一生を書いた本とか、映像とかが大好きなので(だから大河ドラマが大好き)、石田さんのモーツァルト伝もすごく楽しく読ませてもらいました。

ただ・・・男の人ってみんなそうなのかなぁとか思っちゃいましたけど、
「くどきのテクニックにクラシックを使おう」とか銘打って、
デートのあの場面ではこの曲を、こんなシーンではあの曲をとかアドヴァイスして、
「みんなチャレンジしてみよう!」なんて書いてらっしゃいますけど、
それってかなりこなれていないとなんだかわざとらしい感がかなり漂うような気がするんですよね~。
口説きたい女の子をドライブに誘って、自慢の手作り編集テープをかけて、グウ~~~ッとムードが高まる曲が夜景ポイントで流れるように計算していったら、渋滞でムード音楽地点がずれちゃった、なんていう昔の笑い話を思い出しちゃいました
まぁ、モーツァルト自身はそんな風に自分の音楽が使われたらむしろ喜ぶかもしれないですけどね