ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

「ピロシ、討論会へ行く」の巻

2007-03-16 12:04:27 | 世間
昨日、地元で東京都知事選の公開討論会があったので、ヤジ馬根性で行ってみた。まあ、すごい人の数。結局、1100人の定員が満席になったみたい。前回に比べても関心が高いよう。

場内に入ると、「石原慎太郎様は、ご公務のため遅れて到着されます」とのアナウンス。後出しジャンケン好きの人だしそういう作戦だったのかも。だから壇上には、浅野さん、吉田さん、黒川さんの3人のみ。鬼の居ぬ間に洗濯なのか、討論会というよりはシンポジウムのような雰囲気。高齢化社会のテーマでは、相手の意見に頷いたり、共感しあっちゃったりして。だったら、この場で統一の候補者決めろってば。いっそジャンケンとかで。

そういえば、吉田さんがテレビで「自分はよくドラえもんに似ているって言われる」と言ってた。そのVTRでは、浅野さんをのび太、黒川さんをスネ夫に見立てていた。つまりは、石原知事はジャイアン。あまりにイメージとか風体とか合っていて、笑ってしまった。そして30分強遅れて石原知事が到着。「♪おーれはじゃいあーんガキ大将」のテーマが流れなかったのはご愛敬。着席して冒頭の一言、アレッ?と思った。「体調を崩してこんな声でごめんください」。確かに声がかすれ、言葉に語気がない。自分は嫌いだけど、あの強気な感じが彼のトレードマークではなかったのか。討論が進むにつれ、その印象は強くなった。

確かに彼は出張費や交際費、四男の問題を抱えていて、今回はいかに失点を少なくするかという高校野球のような選挙なのだろう。だから、余計なことは言わない、無難なことで済ませる方向と思える。ただ、それ以上に元気がない。その後、テレ朝とTBSの討論でアップに映った顔に顕著に表れていた。たぶん、見ていた人の印象は良くなかったのでは。ケネディとニクソン、初のテレビ討論での話を思い出させる瞬間だった。

それ以外印象に残ったのは、「国威発揚ではなく、広島や長崎で平和のオリンピックをやるのならば意味がある」という浅野さんの発言に対して一番拍手が大きかったこと、黒川さんの、何を言ってるのかよくわからない、空気を読めないキャラが会場の笑いを誘っていたこと、かな。

そういや、泡沫候補の雄、ドクター中松が立候補してないのが気になる。健康問題か?あと、フクロウ博士は地元なのに討論会に呼ばれてないのって、ちょっとかわいそう。次の都知事には誰がなるのか、どうなることやら。