一週間以上前に観たけど、書くタイミングがなくて。
ボビーっていうのは、ジョン・F・ケネディの弟、ロバート・F・ケネディの愛称。彼は大統領選挙のカリフォルニア州での予備選に勝利した後、暗殺されてしまうのだけれど、その現場のホテルに居合わせた22人の物語。
ホテル、群像劇と聞けば、『有頂天ホテル』を思い出すけど、そんな笑いの話ではなく。でも、これだけのスターが揃ったグランドホテル形式の作品なんて贅沢すぎ。にもかかわらず、ギャラは一人あたり2000ドルだとか。個人的には大統領役でないマーティン・シーンが見られたし、『ER』のモーゲンスタイン部長役ウィリアム・H・メイシーも久々に出ていて、うれしかった。あとは、ウェイトレス役の女の子がかわいい。
登場人物たちは老いも若きも個人的な事情を抱えている。アメリカという国家もベトナム戦争を抱えていた。ボビーは、そんな時代の期待の星だったのだ。パーティでボビーを待つ彼らの表情は晴れがましいものばかり。実際の当時の映像と織り交ぜていて、違和感がないのはなかなか。演説後、食堂を抜け引き上げようとする彼を悲劇が襲う。一拍おいての悲鳴は波状効果のように伝わり、バックに流れるサイモンとガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』、演説の言葉たちが渦のように迫る。一人の死ではなく、皆の希望の死だったのかと考えさせられる。
これを見た次の日が、民主党都連のパーティだったのだけど、もし浅野さんがあの日にあの場で立候補表明していたら、大変なことになっていたかもしれないと、いらぬ想像をしてしまった。ま、とにかく石原都政はもうたくさん。
ボビーっていうのは、ジョン・F・ケネディの弟、ロバート・F・ケネディの愛称。彼は大統領選挙のカリフォルニア州での予備選に勝利した後、暗殺されてしまうのだけれど、その現場のホテルに居合わせた22人の物語。
ホテル、群像劇と聞けば、『有頂天ホテル』を思い出すけど、そんな笑いの話ではなく。でも、これだけのスターが揃ったグランドホテル形式の作品なんて贅沢すぎ。にもかかわらず、ギャラは一人あたり2000ドルだとか。個人的には大統領役でないマーティン・シーンが見られたし、『ER』のモーゲンスタイン部長役ウィリアム・H・メイシーも久々に出ていて、うれしかった。あとは、ウェイトレス役の女の子がかわいい。
登場人物たちは老いも若きも個人的な事情を抱えている。アメリカという国家もベトナム戦争を抱えていた。ボビーは、そんな時代の期待の星だったのだ。パーティでボビーを待つ彼らの表情は晴れがましいものばかり。実際の当時の映像と織り交ぜていて、違和感がないのはなかなか。演説後、食堂を抜け引き上げようとする彼を悲劇が襲う。一拍おいての悲鳴は波状効果のように伝わり、バックに流れるサイモンとガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』、演説の言葉たちが渦のように迫る。一人の死ではなく、皆の希望の死だったのかと考えさせられる。
これを見た次の日が、民主党都連のパーティだったのだけど、もし浅野さんがあの日にあの場で立候補表明していたら、大変なことになっていたかもしれないと、いらぬ想像をしてしまった。ま、とにかく石原都政はもうたくさん。