ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『大奥』

2006-12-29 01:57:26 | 映画
初日の舞台挨拶のチケットは取れず。ヤフオクでも高すぎる。泣く泣く初日夕方に新宿スカラ座で観た。

仲間由紀恵さまは、町人出身の大奥総取締役・絵島役。正室と側室との確執に巻き込まれる。正室側四天王が高島礼子、浅野ゆう子、松下由紀、杉田かおると最強の布陣で、イビるわ、イビる。京都弁ってあんなに怖いものだったのね。杉田はこの中では下っ端なんだけど、ボディブローのようにじわじわ怨念みたいなのが効いてくる。きっちり見せてくれる映画だけど、余韻が無い。こういうドロドロしたものは、年内に見てしまって、スッキリしてから新年を迎えたいもの。

仲間さまは、最近『SHINOBI』『里見八犬伝』『功名が辻』と時代モノ続き。そしてこの『大奥』。映画もドラマも続けて出てるのはすばらしいことなんだけど、女優としてもう一歩深められないかなと、厳しいことを思う今日この頃。

絵島が密通してしまう歌舞伎役者が、「並んで風に吹かれ、並んで座り、並んで相手の考えていることを想う、男とそんなことしたことあるかい?」と訊くシーンがある。あまりに浮いた噂が無さ過ぎて、ナイタイスポーツにレズ疑惑とまで書かれてしまう仲間のお姉さんに、ちょいと色恋沙汰でもあれば、女優としてもステップアップできるのかしらん、と要らぬ心配をしてしまった。


M-1。鉄板3組が残っての最終決戦、チュートリアルのストレート勝ち優勝。ネタ自体も、ボケツッコミの間も絶妙で、判断の割れた去年より明快な決勝だった。フットボールアワーは暴発キャラネタで譲った形かな。