ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『サム・サッカー』

2006-10-11 23:09:56 | 映画
貧しい家庭に生まれた少年サムが、有力サッカーチームの監督に見出され、ヨーロッパリーグで大活躍するようになるまでを描いた作品。 …ではない。

"thumb sucker"親指を吸うことが止められない17才の高校生ジャスティンのお話し。お母さんが『ナルニア国物語』の白い魔女!なんだか、それが気になって、気になって。一つのことがうまくいくと、とんとん拍子に良くなっていて、あるポイントまで達すると、スパイラルのように落ちていく。アップダウンの激しストーリーとジャスティン自身。なぜか脇役の歯医者で出演しているキアヌ・リーブスが、ちょいとしたアクセント。

観ていてずっと考えていた。ああ、このタイプのヤツ知ってるなあって。依存することに依存するタイプ。自己目的化してるような。漠然とした不安は、誰も彼ももちろんあるけれど、こうじゃないんだよなぁ自分は。ニューヨークに駆け出していくシーンを観ながら、果たして本当に「答えのない人生を生きる力」を身につけたのか「?」が出てきた。まあ、そんなこと、一生掛かるようなものなのかもしれないけれど。

日テレ『14才の母』は、どんな生き様を見せてくれるのだろうか。