初日にシネマメディアージュで鑑賞。
タイトルにわざわざ「不幸せ」を付ける悲劇はない。つまり、これは喜劇の映画。
ボートレート家の3人姉弟妹は、何も苦労せず幸せに暮らしていたが、ある日突然、両親を火事で亡くしてしまう。後見人として現れた遺産目当てのオラフ伯爵に虐げられてしまう。上2人が健気な感じで、こき使われているのにかわいらしい。一番下の妹の赤ちゃん語は字幕で笑わせてくれる。しかも何にでも噛みつく。こいつがいるから、3人は絶対に死んだり、傷つけられないという安心感が観ている側にある。だから、どんな「不幸」が襲いかかっても、ハラハラはするが決して辛くはならない。
オラフ伯爵役のジム・キャリーは、『エターナル・サンシャイン』の真面目役から打ってかわって、本職の喜劇役者としてのオーバーアクションが素晴らしい。美術や衣装もしっかりしていて、それでいながら、車がリモコンロックだったり、自動車電話があったり、細かいところでもいちいち客がツッコミを入れられる余地を入れるお遊びもアリ。
ジム・キャリー自身も言ってたみたいだけど、『オズの魔法使い』の世界に吸い込まれたよう。違うのは、最後、ドロシーは夢から覚め家族の元に戻れたけど、この3人は、「現実」を目の当たりにする。それが物語全体の重しになっている。
スタッフロール時に流れる凝ったアニメーションは必見。席は立たないように。
タイトルにわざわざ「不幸せ」を付ける悲劇はない。つまり、これは喜劇の映画。
ボートレート家の3人姉弟妹は、何も苦労せず幸せに暮らしていたが、ある日突然、両親を火事で亡くしてしまう。後見人として現れた遺産目当てのオラフ伯爵に虐げられてしまう。上2人が健気な感じで、こき使われているのにかわいらしい。一番下の妹の赤ちゃん語は字幕で笑わせてくれる。しかも何にでも噛みつく。こいつがいるから、3人は絶対に死んだり、傷つけられないという安心感が観ている側にある。だから、どんな「不幸」が襲いかかっても、ハラハラはするが決して辛くはならない。
オラフ伯爵役のジム・キャリーは、『エターナル・サンシャイン』の真面目役から打ってかわって、本職の喜劇役者としてのオーバーアクションが素晴らしい。美術や衣装もしっかりしていて、それでいながら、車がリモコンロックだったり、自動車電話があったり、細かいところでもいちいち客がツッコミを入れられる余地を入れるお遊びもアリ。
ジム・キャリー自身も言ってたみたいだけど、『オズの魔法使い』の世界に吸い込まれたよう。違うのは、最後、ドロシーは夢から覚め家族の元に戻れたけど、この3人は、「現実」を目の当たりにする。それが物語全体の重しになっている。
スタッフロール時に流れる凝ったアニメーションは必見。席は立たないように。
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