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国際手配で逮捕の反捕鯨団体創設者「後悔していない」  日本の政府は まさか怖気づかないだろうな?

2024-07-31 13:16:14 | 時評
◎【AFP 時事】 逮捕の反捕鯨団体創設者「後悔していない」  全文
・ デンマーク自治領グリーンランドで今月逮捕された反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者について、同団体のフランス支部長は30日、日本に身柄を引き渡される
  可能性があるが、「彼は後悔していない」と述べた。 シー・シェパードのラミヤ・エセムラリ仏支部長は29日にグリーンランドの政庁所在地ヌークで勾留されているワトソン容疑者とワトソン
  容疑者と面会した後、声明を発表。「ポールは元気だ。彼は後悔していない」と述べた。

・ デンマーク当局は21日、日本の要請を受けて国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)が2012年に発行した「赤手配書」に基づき、ワトソン容疑者を逮捕した。ICPOは当時、2010年に南極海で
  日本の捕鯨船に傷害や器物損壊などを行った容疑で同国に指名手配されたと説明していた。勾留期間は8月15日までで、この間にデンマーク法務省は引き渡しの是非を判断する必要がある。

・ 仏大統領府(エリゼ宮、Elysee Palace)は23日、エマニュエル・マクロン大統領が、ワトソン容疑者の身柄を日本に引き渡さないようデンマーク当局に強く求めていると明らかにした。
  同容疑者は米、カナダの国籍を持つが、この1年はフランスに住んでいた。フランスでは、釈放を働き掛けるようマクロン氏に求めるオンライン署名が8日間で約67万筆を集めている。
   シー・シェパード仏支部は30日、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相に対し、身柄を日本に引き渡さないよう求める新たなオンライン署名を開始したと発表。
  同日夕方時点で1万3000筆近くを集めている。
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 【1】南極海は公海であり、そこでの妨害暴力行動は犯罪である。
 【2】フランスもデンマークもアメリカも、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)の加盟国であり、手続きにのとった逮捕に違法性はないし、日本への移送を阻止する権利はない。
 【3】ポール・ワトソン容疑者はフランス国籍を保有しておらず、フランス政府がデンマークに介入する根拠は何もない。

  ⇒ 日本政府は次の対応を当然ながら考えている筈だ。・・・えっ?まさか様子見ではあるまいな??
   (1) デンマークが身柄引き渡しに応じない場合の身柄確保手続き
   (2) 日本に身柄が移送された場合に予想されるアメリカ政府からの干渉と圧力にどう対処し「法の正義」を貫くか
   (3) 日本で裁判を行う場合の刑事犯罪訴追に加えた『捕鯨反対運動に象徴される西欧価値観押し付けへの反駁

 この3つはどれも重要だが、米国大統領選挙の結果を様子見する軟弱な政治対応では、ますます日本というクニの非論理性を見透かされ、舐められる一方だ。
 本件は捕鯨禁止の間に鯨の味を知らない国民が大勢になってしまったからといって、妥協してよい話ではない。<無理が通れば道理が引っ込む>にしてはいけないのだ!
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