自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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安全を守るためのコスト

2005-04-25 | 社会・時事
JR宝塚線の脱線転覆事故の一報を聞いてから、心穏やかではいられません。
ほとんど乗ったことがない路線とはいえ地元です。この路線が乗り入れている東西線は時々利用しています。

時間が過ぎるに連れて、被害者の数が増え、ここ40年間で、最悪の事態になってしまいました。

報道によると、7両編成のうち、前から4両が脱線し、1両目がマンションの1階に入り込み、2両目は壁に沿って飴のように曲がりぺしゃんこです。電車がこんなに弱くていいんでしょうか。

カーブ、スピード、脱線、乗り入れ(JRどうしですが)、軽量車両ときくと、何年か前の地下鉄日比谷線の事故を連想してしまいます。ハードとソフトの両面のコスト減が招いてしまった事故だといっていいでしょう。

私は時々電車を利用します。通勤通学のラッシュ時を避けた時間帯が多いのですが、それでも乗降客は多いし、電車の運行間隔は短く、発着は秒単位で設定されていることもあります。それにもかかわらず大きな駅以外はホームに駅員さんを見かけないのです。ちなみに私が普段乗る交通システムはもう20年以上、無人運転です。

いくら人件費が一番コストを上げる要因だといっても、安全と引き換えにしていいのだろうかと疑問です。

新幹線の橋脚やトンネルはその後補強は済んでいるのでしょうか?飛行機の整備については安心していていいのでしょうか?
事故はまるで伝染するように続きがちです。不安が広がります。
もうすぐ、人々が大移動する、ゴールデンウィークです。

(写真はネットから借用しました)


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