自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

パルシネマしんこうえん

2012-07-15 | 映画・テレビ

名画座パルシネマしんこうえんで、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「サラの鍵」を観てきました。

前回行ったのは4月の末。
その時、上映されてたのは「ラビット・ホール」「50/50」でした。
しばらく行けなかった間に外装がリニューアル(少しですけど・・・)されてました。
よかった~。キレイになるの大歓迎です。


「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」はロードショーでも観たのですが、途中うとうとしたので、再挑戦。
う~ん、やっぱり私の好みの作品ではありませんでした。
メリル・ストりープの特殊メークはちょっとやりすぎ。
夫デニスの死後の登場のしかたもくどいかな。



ただ、11年半イギリスの首相を身体をはってやり遂げたことは、どこかの国の首相に見習ってほしい。
まさに鉄の意志をもった指導者です。

領土問題(フォークランド紛争)とか、税金のこととか、制度の改革とか、今の日本が抱えている問題そのものです。

 

「サラの鍵」はあまり知られていない、フランスのユダヤ人虐殺の過去があばかれています。
1942年、10歳の少女サラは弟を納戸にかくして外から鍵をかけ、両親とともに、屋内競輪場に収容されます。

その後の過酷な運命は想像のつく過程をたどります。むごいです。

弟が閉じ込められた部屋を60年前に手に入れたのはアメリカ人ジャーナリスト、ジュリアの夫の祖父母でした。
ジュリアは取材記事にしつつ、サラの人生をたどります。

この「サラの鍵」も「マーガレット・サッチャー・・・」と同じように過去と現在が交錯するのですが、分かりやすい、絶妙な展開です。


ジュリアは一度は産まないと決めた子どもを産みます。
ニューヨークで女の子をベビーバギーに乗せて、ジュリアは以前イタリアで会って拒絶されたサラの息子と再会します。

そのラストのせりふがとてもしゃれています。心にしみるラストシーンです。
題材は残酷だし、悲しいのですが、救いのあるシーンが随所に出てきます。


(映画のスチル写真はgoo映画のサイトより借用しました)

 

 


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