自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

食堂かたつむり 読んで観て

2010-02-10 | 映画・テレビ

小川糸という古風な名前を知ったのは、ポプラ社のPR誌astaに連載されていた「喋々喃々」を読んだとき。

舞台は昔の家並みが残った古い町、着物に、道ならぬ恋・・・と、立原正秋の世界みたいと感じたのでした。

そんな彼女の小説デビュー作が「食堂かたつむり」(ポプラ社)。それが映画化された幸せな作家さんです。大手のプロダクション、アミューズ所属というところもユニーク。


小説の主人公、倫子はもっと幼げで、はかなげで、鈍なイメージがあったけど、なんせ、最後までせりふのない役。柴咲コウさんぐらいの目力(めぢから)がなきゃ、目で演技できなかったかも。

食堂の客の1人、おめかけさん役の江波杏子さんの鬼気迫る演技が見物です。

もともと現実離れしたところの多い設定だけれど、アニメーションでうまくカバーされていました。富永まい監督がアニメがお得意なのだそう。

原作、脚本、監督、主演と、女性大活躍のところもうれしいです。


(映画のスチール写真はgoo映画から借用しました)


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 焼きたてのパン トミーズの... | トップ | のだめカンタービレ♪ワールド »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿