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ベートーヴェン《運命》&川久保賜紀のシベリウス

2009-04-20 | コンサート・音楽・宝塚
4月18日(土) 兵庫県立芸術文化センターでクラシックを聴いてきました。

運命

曲目は―
ロッシーニ◆歌劇「ウィリアム・テル」序曲
シベリウス◆ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ベートーヴェン◆交響曲第5番 《運命》
アンコールで
バッハ◆パルティータ 第3番より ブーレ
ロッシーニ◆歌劇「ウィリアム・テル」より 舞踏曲
指揮/ケン・シェさん
ヴァイオリン/川久保賜紀さん
兵庫芸術文化センター管弦楽団


クラシックの中でも名曲中の名曲を若い指揮者と演奏家たちで演奏したプログラムです。

会場にもこういったコンサートには珍しく、小学生の子どもさんたちが目立ちました。

ウィリアム・テル序曲は終曲の「スイス軍の行進」が有名で、私などは、テレビ放送初期の「ローン・レンジャー」を思い浮かべますが、ゲームやバラエティ番組でもよく使われています。

チェロのソロで、こんなに静かに始まると、別の曲みたいです。

ヴァイオリン独奏の川久保さんは若い若いと思っているうちに、今年で30歳。
舞台の上では堂々として大柄に見えますが、近くで見ると、深津絵里さん似のきゃしゃなお嬢さんです。シベリウスの第3楽章に引き込まれました。

ロッシーニはこの「ウィリアム・テル」を37歳で完成させたあとは、ほとんど大きな作品をつくらず、年金で暮らしたそうです。

どうも作曲より、美食のほうに興味の的をしぼったようなのです。

ベートーヴェンの「運命」は古典派の2管編成の枠を超えて、ピッコロ、コントラファゴット、3本のトロンボーンが使われていると、プログラムの解説にあったので、意識して聴いていました。解説がなければ気にとめなかったでしょう。

芸文センター専属オーケストラの兵庫芸術文化センター管弦楽団は外国人が多いオーケストラです。
というのも、世界各地のオーディションで選ばれた原則35歳以下の演奏家を最長3年契約で迎え入れて、演奏活動をしているからです。

そういった理由から荒削りの演奏という方もいますが、技術的なことはよく分からない私は、元気で楽しそうに演奏していると感じています。

「運命」もジャジャジャジャ~~ンの出だしはよく知っていても、ちゃんと全曲聴くことって、あまりないんですよね。
聴けてよかったです。




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