自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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不肖・宮嶋&忍者・大倉 トークショー

2005-12-10 | イベント
12月9日(金) 西明石・ホテルキャッスルプラザでカメラマン宮嶋茂樹さん、大倉乾吾さんトークショー

不肖・宮嶋報道写真展(明石会場)のイベント第2弾です。
お2人とも写真週刊誌の黎明期、成長期を支え、抜きつ抜かれつしながら時代を切り撮(・)ってきたよきライバル同士です。

大阪駅でSLを撮ろうとガンを飛ばし合ったのが、思えば最初の出会いだったとか。昭和51年のことで、宮嶋さん中3、大倉さん高1だったそう。大倉さんは僕も中学生だったと言ってましたけど・・・。

開場から、トークショーまでの間はスライド写真が映されていました。


宴会場にテーブルと椅子がギッシリ並び、宮嶋さんの人気振りがうかがえます。
250ぐらいの席が用意されていたようでした。

トークショーの前にケーキとドリンクをいただけました。遅めに会場に入った私はたまたま空いていた一番前の席に着いたのですが、壇上に上がる直前のお2人が目の前に並んで座られました。スポットが当たってないし、フラッシュ撮影禁止だったので、写真は失敗でしたが、大倉さんがずっとカメラ目線をしてくださってました(いい人やわ)。


宮嶋さんと大倉さんは仕事の現場がだいぶ重なっているのですが、そのエピソードを採り上げた本、一撮入魂!発行後の中越地震、尼崎列車脱線事故現場のことなどが話題でした。

大倉さんは見た目、とてもお若く感じられました。しかし、ゆったり、泰然、飄々といった趣があって、とてもカメラかついで修羅場に出没するとは思えない風貌なのです。
上越地震では、2人は違った対象にレンズが向けられたようです。

ともにフリーの立場なので共同戦線を張ることもあって、尼崎の事故のときは伊丹空港そばのレンタカー会社で高所作業車を借り、大型免許を持つ大倉さんが運転、狭い道を降りて誘導していた宮嶋さんがその4t車に右足先を轢かれるというアクシデントがあったそうです。その日は靴も履けないまま痛みをこらえてシャッターを押し続けたとのことでした。


この日もデジタルカメラの話題が出ました。銀塩カメラだったらいいカメラを買えば、10年はその価値の恩恵に浴せたのに、デジタルカメラは半年もたつと機能が格段によくなるので、出費がかさむということでした。

また以前だったら、インタビュー記事の顔写真撮影にもカメラマンが同行していたのに、このごろは記者が撮ってしまうことが多いとか。
カメラマンの職域を守るのもたいへんですね。

事件の被害者に関わる写真を撮ることにはとても、気を使われているようです。またこごろはヤジ馬が凶暴化していて、命がけの現場もあるとか。

ただでさえ傷ついている被害者をなぜしつように追うのか、センセーショナルな場面を万人に見せる必要があるのか、芸能人のスキャンダルなど見たくもない。こういった考えを口にする方がいるのは認めます。でも、私は正確な情報を知りたいという気持ちの方が勝ります。百聞は一見に如かずです。

イラクやアフガニスタンや北朝鮮の、アフリカの紛争地の、ごくごく普通の家庭の暮らしぶりって、今どうなっているんでしょう。

宮嶋さん、大倉さん、写真に撮ってきてください。

この日も遠方から来た方中心にプレゼントが渡されました。千葉から来たという青年が関空最終便で帰ると聞いたので、明石海峡大橋とこの日から点灯されるルミナリエを見て帰ることを薦めました。どちらかでも楽しんで帰ってくれたかしら?




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