単行本で刊行されたのは2004年、文庫の初版は2007年4月です。
それに小説の舞台は1980年代の静岡と東京。
まだ携帯電話など普及してなくて、恋人たちが連絡を取り合うのは固定電話です。
『イニシエーション・ラブ』、ロングセラーで、発行部数100万部を超えています。
図書館にリクエストして、半年以上かかりました。
裏表紙の内容紹介にはこうあります。
『・・・略・・・甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説――と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。』
たしかにず~っとだまされました。
小説はなんとなく筋を追って、読み流してしまうほうだから、最後から二行目を読んで、東京でできた新しい彼女の元カレの名前か?と、ページを前に繰ったりして・・・。
それに、最後から二行目の少し前あたりでは、あれっ、マユと鈴木が出会ったころ、こんなことなかったよね、と。
まあ、二回読むほどのこともなく、ネットでアップされている解説ブログで「そうだったのか」と納得。
松田翔太、前田敦子、木村文乃で、今年5月に映画「イニシエーション・ラブ」公開です。
松田二役ってことですかね。
年甲斐もなく、あっちゃんファンとしては「また、クセのある映画ですか?」と思いつつも観たい映画リストに入れておきましょうか。