狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

ベトナムの青年

2018年03月29日 | その他

団地内で家の取り壊しが始まった。

家を建て替えるためだ。

この作業に青年が来ている。顔つきはマレー系の顔で、「こら、バカ」と言われて働いている。

声をかけてみた。

「君はベトナム人?」

はい、そうです。すみません。

「ベトナム国は尊敬している。ビエンフーの戦いでフランスに勝った。日本が負けたアメリカにも勝った国だ」

破顔一笑、嬉しそうに笑った。

恐らく彼の年齢ではビエンフーの戦いも、ベトナム独立戦争も体験していないだろう。

だが異国で働いていて、母国が褒められて嫌なわけはない。

昔、中近東の国へ行くとロシアに勝った日本が称賛され、東郷平八郎の名前さえ出たそうだ。

私の称賛はこの故事の習いであるのと、青年の応援である。

元気に帰国してほしい。


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2 コメント

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誇り (京男)
2018-03-29 21:08:05
こんばんは。
それはいいことをなさいました。
きっと彼の心に誇りの種火がついたかも。
それにしても日本若者、しっかりしてほしい。
他の国でそういう風に声をかけても「??」となるかも。
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老人 (常盤万作)
2018-03-30 07:27:05
それは老人の役割です。
何もできない私ですが、声をかける事は出来ます。
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