骨董市で落札品を整理していました。1箱単位で落札される為不本意な物も入っている。
今回の落札品では「重箱」がたくさん付いてきた。現代の食生活では重箱の需要がない。この為に放出されてくる。
菓子小箱の中から、タバコが出てきた。
袋には印刷が無く、封も開いている。両切りの煙草で、充填部には菊の御紋があった。
赤いシールには「大日本帝国・専売局證票」とあり、中央には「宮」の字がデザインされています。
そして「恩賜」または「賜」の字が箱にありません。
♫ 恩賜の煙草をいただいて
明日は死ぬぞと決めた夜は
曠野の風もなまぐさく
ぐっと睨んだ敵空に
星が瞬く二つ三つ
写真でも分かるように、その特徴がある。
亡父も言っていたのは、これが支給されると「明日は死ぬ」だった。ほとんど葉が無く味もしなかった。
戦争中の恩賜の煙草であるか、調査中です。
父親が言っていたタバコだ。
戦時中皇居でもらったと言っていた。
残っているのですか・・・。すごい。
この煙草には「宮」のマークがあり、貴君の父上が宮中用としてご承知の品と思われます。
現在「たばこの博物館」に問い合わせています。