狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

米糀で甘酒を作ろう

2019年08月06日 | 美味紹介

今日は松阪市の糀屋太郎兵衛商店(Tel0598-21-0124)で米糀を3kg買いました。700gで1050円です。

帰宅後、甘酒を作り始めました。

お粥を炊き、糀を入れて60℃で保温します。これを約7時間続けると甘酒になります。

市販の甘酒よりも甘みは少ないですが、これが本当の味です。


黒田清輝の腰巻

2019年08月06日 | スピーカーズ・コーナー

明治28年(1895)に京都市で第4回内国勧業博覧会が開催された。

この博覧会に出品されて有名(?)になったのが、黒田清輝の洋画「朝妝」であった。

恐らく裸体画として初めて展示された絵ではないか。当時の常識では裸体画と春画は同一であり、公衆の前に晒すものではなかった。この為に裸体の腰には布が掛けられた。まさに「黒田清輝の腰巻」である。裸体画が春画となった。

絵は焼失したが、ビゴーの風刺画により有名になった。

時代は下って、令和の時代名古屋市で開催中の「表現の不自由展」が4日間で中止された。

展示には慰安婦を表現した少女座像があったためだ。実行委員長を務める大村愛知県知事の許にはテロ予告や抗議の電話が相次ぎ、中止された。

そして河村名古屋市長も税金を使う展示会に怪しからん像だ、と中止を求めた。

憲法に定める表現の自由も、市長の言葉で曲げられる。ビゴ-が風刺画で笑った世界が124年後も名古屋市で再現されたのだ。

これじゃあ、慰安婦像に対する批判の鉾も錆びるよ。