昭和22年5月3日から施行された憲法も72年となる。
総理大臣が憲法改正を唱える時代である。
72年も経れば時代は大きく変わり、周辺諸国も当時の様子はない。米ソの2大国による冷戦、そして朝鮮戦争やベトナム戦争などアジアに限定しても幾多の戦争があった。
だが米ソの冷戦が終わり、中国の台頭、韓国の反日=愛国、北朝鮮の核開発、スザマシイ程の変化である。
憲法には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われわれの安全と生存を保持しようと決意した」涙さえ出てくるような前文である。
涙さえ出て来るような瞳で周辺を俯瞰すると、工船の領海侵犯、信義や約束を踏みにじる要求、あまりにも憲法を作成した先輩たちの顔に泥を塗る事がある。
それならばと、年金や福祉を1/3に落とし、軍備を増強するのが日本国の道だろうか?それをすれば人権のない周辺国と同じになる。憲法を支持する国民としては耐えられない。経済力や軍事力も大切であるが、最後は文化だと思います。文化のない国家は、張子の虎です。
人と同じで誇りや矜持を大切にすると、世の流れから取り残される。妥協も必要だ。しかし、無限の妥協は自殺である。危ないようなバランスを取りつつ国政の運営に努めて欲しい。
安易に憲法改正は唱えないで欲しい。一旦事あれば、憲法に無くても国民は武力の使用や敵国への攻撃も認めます。
安倍内閣では信頼感がないから、認めないだけです。