狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

旧奥行臼駅逓所

2012年06月07日 | 道東紹介
別海町には明治時代に設置された旧駅逓所があります。駅逓所とはウエスタン映画・駅馬車に出てきたアノ設備です。北海道にのみ設置され、駅舎と人馬などを備えて、人馬の継ぎ立てと宿泊、物資の逓送などに便宜が図られました。古代にも有った駅と同じですね。
この奥行臼駅逓所は明治43年に設置され、この地の開拓に貢献しました。昭和5年に廃止されましたが旅館として存続しました。子孫が住んだため建物だけでなく周囲には放牧地も残り、当時の面影が残っています。
しかし、現在は壁が剥がれ調度品に適切な保存がされてないため、憂うべき状態です。新しい設備には「マッタ」が出来ますが、このような記念物は一旦失われれば、最後です。マッタはありません。町当局の適切・迅速な対策が望まれます。