最高級！49年の「Epiphone Zephyr Deluxe Regent」を新年から買う男！それが「ミスター・ツバキ」だ！

２日に店に行く俺
それは特別な取引があったからだ

「Epiphone Zephyr Deluxe Regent 」
(エピフォン・ゼファー・デラックス・リージェント)

５０年代にエンペラーが
エレクトリック化するまで
エピのラインではＴｏｐを張った
１７と３／４ボディを誇るフルアコ

大晦日の盛り上がりが治まり
みんなが帰宅の途へ
「ミスター・ツバキ」
とアル君
そして俺の３人になった

ちなみに「ミスター・ツバキ」とは
もうオープン時からの付き合い
詳しくはバックナンバーをどうぞ
http://blog.goo.ne.jp/12mash/e/dbd36e4ec21eabffedde8e8a7965d59b

そして、３人が残った・・・
こうなりゃ音楽とギターの話にしかならん

「エンペラーとか憧れなんですよ～」

と彼が口を開いた

「えっそうなのじゃあ、コレ試してみろよ」
「何ですかまさか～」

無造作に置いてある古びたハードケース
「まさかそれが」

開けてみる
「おっとこれはバナーロゴのＪ４５だった」
「うわぁ～何で店頭に出さないんですか」
「まあ、まあ落ち着いて出す場所が無いだろ」
「ううっ、しかし・・・」

こんな感じで、次に開いたのがコレ
「どうだエピフォン・ゼファー・デラックス・リージェントだ～」
「うわぁモノホンだぁ～」

もちろん俺のコレクション
ただ、気に入った奴には譲る
それが当店
「Jerry's Guitar」
の頑固なまでのスタイル

ニューヨーク・エピフォンの最高級４９年
奴の憧れを満たすには十分過ぎるアイテム
それをアンプに

他店ならヴィンテージのデラリバとかで
バイ～ン
と鳴らすが
俺は違う

「コレで行くぞ」
「うわぁチープな家庭用VOX」
「しかも電池でも動くぞ」
「ウソぉ～」
「ホントだ」

と言う具合にしょぼいアンプで試す
「ああっ最高にイイ音だ」

そう
ここで言っておこう
最高のギターなら
しょぼいアンプでも鳴る
プロの音が出てくるんだ

ヴィンテージ・ギターを知るには
アンプで誤魔化してはダメ

あくまでもアンプやエフェクターは
脇役
だからね

「このアンプでこの音買います」
「イイ決断だ」

彼の満足気な笑顔
俺の「デルタ・クィーン」が彼の元へ嫁ぐ

今年一年のスタートには
最高の瞬間だ

＜1/3 MASH＞
湘南を代表するVintage Guitar Shop
「Jerry's Guitar」のオーナーです。
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