プーナからやってきたアナントラオ・パタンカールという名の紳士はババに会いたいと願っていた。彼はシルディにやってきて、ババのダルシャンを受けた。彼は満たされ大変喜んだ。彼はババの足元にひざまずき、適切に礼拝を終えた後、ババに言った。
「私はたくさん書物を読み、ヴェーダやヴェーダンタやウパニシャドを学び、全てのプラナについても学びましたが、心に平安が訪れず、私が学んだことは全て無駄だったのではないかと感じています。
純粋で無知で信仰深い人々の方が私より優れています。心が穏やかにならない限り、本を読んでも何の役にも立ちません。私は大勢の人々から、あなたはほんの一瞥や説得力のある言葉だけで大勢の人に容易く心の平安を与えていると聞き、やってきました。どうか私を憐れんで祝福してください」するとババは次のようなたとえ話を始めた。