中村天風著 一日一話より
51,美しさと調和
絶対調和の状態こそ、美というものは本当の姿なので、
調和のないところに完全のないのと同様に、調和のないところ
に本当の美はないのである。
もっと極言すれば、うつくしいという言葉はしっくりと調和
しているという言葉の代名詞で、さらにうつくしいというのは完全
だということにもなるのである。
どんな思想でも主義でも、また計画でも設計でも、調和を無視し
没却された考慮では、とうていその完成は現実化されないのが当然
の真理なのである。
■癒し犬
人は一人では寂しいものである。その時側に誰か励ましてくれる人がいたり、慰めてくれる人がいれば良いのだが、皆、生きて行くのに精いっぱいで慰めて欲しい人だらけである。その寂しさが頂点に達した時、活きる気力さえ失い。人生の道を踏み外す方向に進む。これがマイナス思考の入り口で、思う事為すことが順調に進んでいる時は、決してマイナスになることはない。人生の岐路に立った時強いエネルギーを与えてくれる人がそばにいれば、決して逆らう事をしない、自分の愚痴や悩みを聞いてくれる人がいたなら、これを人間に求めることは難しい時代になっているので、口答えのしないバーチャルの世界に身を投じる。
そして、人と話すことさえ億劫になる。今、コロナが蔓延する時代は益々助長され収まった時には人間同士の絆を気ずくすべさえ失われているだろう。一緒にキャンプに行くことも海水浴に行くことも出来ない混沌とした時代に向かっている。そのような時代にともに生活する仲間を提供したい。常に明るい病気とは縁のない仲間を提供したい。そして活きる喜びを与えたい。病気の人が病気の人を慰めるみじめな生活から脱極出来る方法を提供したい。未来に向かって計画を実行する決意です。
51,美しさと調和
絶対調和の状態こそ、美というものは本当の姿なので、
調和のないところに完全のないのと同様に、調和のないところ
に本当の美はないのである。
もっと極言すれば、うつくしいという言葉はしっくりと調和
しているという言葉の代名詞で、さらにうつくしいというのは完全
だということにもなるのである。
どんな思想でも主義でも、また計画でも設計でも、調和を無視し
没却された考慮では、とうていその完成は現実化されないのが当然
の真理なのである。
■癒し犬
人は一人では寂しいものである。その時側に誰か励ましてくれる人がいたり、慰めてくれる人がいれば良いのだが、皆、生きて行くのに精いっぱいで慰めて欲しい人だらけである。その寂しさが頂点に達した時、活きる気力さえ失い。人生の道を踏み外す方向に進む。これがマイナス思考の入り口で、思う事為すことが順調に進んでいる時は、決してマイナスになることはない。人生の岐路に立った時強いエネルギーを与えてくれる人がそばにいれば、決して逆らう事をしない、自分の愚痴や悩みを聞いてくれる人がいたなら、これを人間に求めることは難しい時代になっているので、口答えのしないバーチャルの世界に身を投じる。
そして、人と話すことさえ億劫になる。今、コロナが蔓延する時代は益々助長され収まった時には人間同士の絆を気ずくすべさえ失われているだろう。一緒にキャンプに行くことも海水浴に行くことも出来ない混沌とした時代に向かっている。そのような時代にともに生活する仲間を提供したい。常に明るい病気とは縁のない仲間を提供したい。そして活きる喜びを与えたい。病気の人が病気の人を慰めるみじめな生活から脱極出来る方法を提供したい。未来に向かって計画を実行する決意です。