まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

映画産業という視点から鶴岡まちキネ問題を考える

2022-03-15 13:49:16 | 民間建築 Private Sector Building

鶴岡まちなかキネマは2020年の春、突然の閉館となりました。その後、4つある映画館(スクリーン)のうち、小さなほうの二つ(キネマ3:80席、キネマ4:40席)を映像機能付きの交流施設として残すという案が、市と地元の方々の協力の下で発表されました。現在、地元の山王まちづくり会社三浦新社長を中心に、映画館としても機能できるような方向で努力が続けられています。

 そんな中で、地元で幅広く活動し、映画館の存続に力を注がれている中村恵二さんと、地元出身で全国で活躍する活弁士、佐々木亜希子さんによって、映画産業の動向とからくりを解説してくれる本の改訂版が出ています。

私は、第3版は読んでいましたが、今度はコロナ後の状況も入れた最新版です。

私は、(設計者という身びいきの立場から)経営的にも大きな支えとなっていた大きな方のキネマ1、2(165席、152席)を残して活用してもらえないか、また市民にいろいろな利用をされているエントランスホールを残してもらえないか・・・などと思っていますが、映画館経営の面からはどうなんだろうか? そんな思いで、第3版を読んだことを思い出します。

 

第4版には、まちキネの現状も紹介されていました。産業としての映画館という視点からの議論も聞いてみたいものです。

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko Takatani

architecture/urban design


日和山小幡楼が照明メーカーのWEBで紹介されています

2022-03-14 18:42:14 | 公共建築 Public architecture

日和山小幡楼が、照明メーカーのオーデリックのホームページで紹介されています。

照明会社㈱オーデリックでの紹介記事

https://www.odelic.co.jp/products/execution/exsample/1107.html

オーデリックさんとは小幡楼の照明計画を協働しました。またオリジナルのブラケットをデザインするうえでも、技術的アドバイスをいただきました。下の写真はオーデリックさんが撮影してくれた写真です。

 

建築写真とはだいぶ違う趣きの写真です。いいですね。

 

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko Takatani

architecture/urban design

 


熱海ブルーノタウト連盟でのレク「歴史的建築を生かした街づくり」

2022-03-13 17:32:03 | 講義・レクチャー Lecture

2020.02.20に熱海ブルーノタウト連盟(代表矢崎英夫)の連続講座で「歴史的建築を生かしたまちづくり」というお話をさせていただきました。矢崎代表から、YOUTUBEでも見られるとの連絡をいただきましたので、下記に掲載します。私の話はともかく、一緒にお話になった三好明さんという熱海のエリアリノベーションに取り組まれている方の話は面白いはずです。

https://youtu.be/tpW3RDyToEs

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko Takatani   architecture/urban design

 

 

 

 


鶴岡まちなかキネマの概要

2022-03-06 22:20:28 | 民間建築 Private Sector Building

 絹織物工場を映画館にリノベーションした鶴岡まちなかキネマについて、A3版表裏のパンフレットがあります。表は登録文化財の申請に使えるように、建設に至るまでの経緯や、建築の価値などをまとめたものです。松文産業時代からの建物の歴史にも触れています。裏面はリノベーションにあたってのデザインの基本的な考え方と実際の空間について解説をしています。

 概要を聞かれることが多いので、このブログを見てもらおうと思いアップしましたが、画像が不鮮明なようです。もし、詳細にご覧になりたい方がおられましたら、PDF形式でお送りすることが可能です。

高谷時彦

建築/都市デザイン