まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

下村博士と加茂水族館のくらげ

2010-04-03 18:52:30 | 建築・都市・あれこれ  Essay

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昨日鶴岡市加茂水族館にノーベル化学賞受賞の下村博士がお見えになりましたが、博士との懇談会に出席すると言う幸運に恵まれました。終始にこやかにまた静かな語り口でしたが、研究の進め方についてのお答えの中で「やると決めたことを何で途中でやめることがあるのか。自分で決めたことだから最後まで遣り通すこと以外ありえない」と語気を強められたのが印象的でした。懇談会への出席が決まっていたために、同日に設定された他の会議や打ち合わせに参加できずなくて申し訳ないという思いもありましたが、博士の研究にかける強い意志を目の当たりに確認することが出来、本当に勇気付けられるものがありました。そのことだけでも、参加できたことが本当にありがたく思えました。村上館長の御好意と紹介してくれたTさんに感謝します。

上の写真は博士が発光たんぱく質を発見したおわんくらげです。大変美しい形態とストラクチャーです。下の写真はみずくらげだったと思います。村上館長をはじめ皆さんの努力の結晶である世界一のくらげ展示が私たちを楽しませてくれます。

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博士が発見した発光たんぱく質を見せてくれている様子です。

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加茂水族館は日本海に面し、陸地が少し海に突き出した突端にあります。素晴らしい環境です。私の好きな灯台も近くにあります。

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani


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