野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

尾瀬~赤田代から三条ノ滝を通り御池へ

2010-07-23 | ハイキング
 <前回からの続き>
富士見田代から、長沢新道を1時間ほど下ると尾瀬が原が見えてきた。



 道の両脇にはヤグルマソウやトリアシショウマが多くみられる



 ニッコウキスゲ越しのヤマオダマキ



 花弁を全開したトキソウ



 左イボタノキ、右オタカラコウ



 森林を抜けると一気に視界が開ける。広々とした風景の中、まっすぐに続く木道を歩いていると、ああ尾瀬が原に来たんだなぁという実感がする。それにしても風もなく日差しがきつい。






 一帯ではキスゲはまだ数えるほどしか咲いていない。



 竜宮十字路



 至仏山



 休まずヨッピ橋に向かう



 白樺が草原の中に点在するこのあたりの風景は、靄が立ち込めるととても幻想的になる。



 カキツバタにヒョウモンチョウ






 コバギボウシもまだ咲きかけ






 ヨッピ橋が近づいてきてキスゲの群生が見られるようになってきた。




 池塘のなかの浮島



 ヨッピ橋



 林間学校の生徒たちがたくさん通り過ぎる。



 前方に東電小屋



 赤田代分岐を過ぎると、嬉しいことにハイカーの数はぐっと少なくなった。この付近はミズチドリが多くみられる。



 左は二弁で咲いていたモウセンゴケの花、右は白っぽいハクサンチドリ



 東電尾瀬橋から下流方向を眺める。この辺りで沼尻から来た川とヨッピ川とが合流し、只見川となって遥か日本海まで流れていく。



 左ヤセウツボ、右はミズトンボソウ



 タカネアオヤギソウを見たのはこのひと株だけだった



 赤田代の元湯山荘で缶ビールを購入し(350mℓ400円)、ここでツアーについていたマイタケ弁当を食べることにした。暫く休憩をしてから小屋で水を補給させてもらい、平滑ノ滝、三条ノ滝方面に向かった。

 10分ほどで平滑ノ滝に到着。以前も思ったのだが、これは滝というよりは早瀬といった方がふさわしい。






 そこから20分かかって三条ノ滝

 展望台は人が多く、写真を数カット撮っただけで引き返した。


 兎田代を抜けたら、渋沢温泉と燧裏林道との分岐を右に折れる。



 沼山峠から大江湿原に抜ける道に比べ、人が少ないせいか道はかなり荒れている。が、奮囲気のある山道を静かに歩けるので寧ろいい。



 燧裏鉄橋



 御池までは天神田代、ノメリ田代、横田代、上田代、御池田代といくつも小さな田代が連続して現れ、長い歩行で疲れ切った体を癒してくれる。









 御池に着いたのは13時40分ごろ。予定より一時間ほど早く着いた。途中ひねった左足も痛みが悪化せず何とか持ってくれた。バスの出発までまだ一時間以上あるので、御池ロッジで日帰り入浴(500円)に入り汗を流すことに決めた。


 帰りのバスは渋滞に巻き込まれ、新宿に着いたのは9時半ごろになっていた。