野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

大雪の降った公園

2014-02-23 | 公園

 2週にわたって大雪の降った公園へ、翌日出かけてみました。

 

池のカモたちはまだお休み中

 

スズメたちは餌場を雪に奪われ、何やら相談中の様子。

 

生活力の旺盛なシジュウカラは雪にもめげず餌を懸命に探しています。

 

アオジも加わってきました。

 

ホオジロ

 

餌を見つけて嬉しそうなエナガ

 

 

2週間も前に咲き始めた梅園はここのところの雪ですっかり時の歩みを遅くしました。

 

白梅にメジロがやってきました。

 

 

 

 梅園の脇ではマンサクも咲いています。

 

 

 雪にもめげず梅も咲いている品種を増やして来ているようです。

古城の春

 

 ピンク色の花弁が美しい見驚

 

 鴛鴦

 

曙枝垂れ

 

 一番よくみられる白加賀は実梅としても知られる。

 

深紅の花弁が可憐な佇まいを見せてくれる紅千鳥

 

 芳流閣も白加賀と同じく実の付きが良い品種

 

 

 黄白色から白色へと変わる水心鏡は八重咲きの花

 

扇流し

 

 舞扇

 

満月

 

雪の中にもかかわらず思ったより多くの品種の梅が咲いていた。

 

おまけは溶けだした氷から顔を覗かせた池の鯉とミシシッピアカミミガメ

 

 

 

この辺で。

 

 

 

 

 

 


山口貯水池のカンムリカイツブリ

2014-02-17 | 探鳥

 

 二羽のカンムリカイツブリがハートを作ってくれた。

 

 遠くの鳥を引き寄せて撮りたくて、デジスコに挑戦してみた。今回はその練習編、見苦しい点はお見逃しを。

山口貯水池のカンムリカイツブリ(ハジロカイツブリやカイツブリもいるのだが…)はなかなか岸に近寄ってくれないので、私の300mmの望遠ではやっと識別ができるぐらいで、今までずっとやきもきしていた。今回のデジスコではざっと1500㎜~3000㎜位にはなるので、何とか鳥の表情も写せるようになってくれた。

初めの大雪(8日)の翌日。背景は奥多摩の山脈。少し左によると富士山も見えるのだが、この日はあいにく雲に隠れていた。

 

堤防の土手にも雪が降り積もっていて歩きにくい。

 

 湖面で休んでいるのはマガモとコガモの群れ

 

 取水塔。

 

目当てのカンムリカイツブリの群れは遥か遠く、200mぐらい離れているだろうか、群れているのが見えた。

 

少し待っているとだんだんと岸の方に移動してきた。

 

 

少し背の低いのはハジロカイツブリ。

 

一か所にとどまることなく少しずつ移動しているのは。オオタカへの警戒なのだろうか。

 

 顔の周りの赤橙色の夏羽が残っているものも見える

 

 

すらっとした長い首の前の部分が白、後ろの部分が黒でコントラストが美しい。

 

 

群れから離れ、更に岸に近づいてくれた。

 

 

すらりとした頸には気品。顔には親しみやすい表情も見える。

 

 うん?何かを見つけたようだ。

 

追いかけているのはメスなのか、カイツブリ類は雌雄同色なので私には区別がつかない

 

何か口にくわえてきた、小魚ではないようなので巣材だろうか

 

 そのままメスと思われる個体に近づいていく

 

 

 口移しとは羨ましい

 

その後、上手く思いは伝わったのだろうか

 

あれ潜っていなくなった、恥ずかしかったのか?

 

 

 

 初めてのデジスコだったが、動きの遅い水鳥では何とか表情の一端を写すことができるようだ。

 

それでは、この辺で。


冬の野鳥⑤

2014-02-09 | 探鳥

 休みの予定が今回の大雪ですっかり狂ってしまった。そんなわけで今日は先月撮ったものを中心に載せてみたい。

埼玉の川島町の荒川支流には白鳥がやってくる。以前餌付けしていたのが、鳥インフルエンザ騒ぎで中止した後も定着してくるようになったらしい。

結構広い川幅に60数羽休んでいた。

 

 

 この日着いたのは9時過ぎたころ、もう少し早く来たら、光の感じも変わっていて川霧なども出ていていい感じだったろう。

 

いるのはほとんどコハクチョウのようだ。

 

 

正面から見ると結構ファンキーな顔立ちだ。

 

 

オオハクチョウとの見分けのポイントは嘴の黄色部が尖っていないこと。

 

 そのほか見られたのはオオバンとカモ類、サギ類だが数は少なかった。

 

 別の日多摩川中流域にホオジロガモ観察に行った。前回は3羽しか見られなかったが、今回は10羽の群れになっていた。

 

餌を取り終えたばかりか、緩い川の流れの中でリラックスしている。

 

小半時休んでいたら、再び急流のところ向かって泳ぎ始めた。

 先頭がオスであとはメスと若鳥のようだ。

 

 こちらの先頭が若鳥のオスだろうか

 

 

10羽勢揃いしている。魚を取り始めるのも一斉だ。手前はオオバン。

 

 

 これで2,30mぐらい。これ以上近づくと飛び去ってしまう。

 

 また別の日、近くの公園。ここにはタシギが3羽やってきている。ちょうど日が当たって羽の色が綺麗だ。

 

 食事も終わったのか水から上がり始めた。

 

 

 

 

こうやって動かないでいると本当に発見できない。

 

 安心したのか羽に嘴を突っ込んで昼寝をし始めたようだ

 

今年は雪が少なかったからか、里で見かける冬鳥は本当に数が少ない。

ツグミも年が変わってぽつぽつ見られるようになってきた。

 

 ジョウビタキもシロハラもやはり少ない

 

 

 よく見かけるコサギ、羽根の間に空気をいっぱいためて寒さに耐えている。

 

この辺で。


冬の野鳥④

2014-02-05 | 探鳥

 今回は水辺の野鳥を中心に。

 中流域の河岸段丘から多摩川を俯瞰した。

 

同じく中流域の是政付近、白いのは殆どコサギ、数羽の黒い鳥はカワウだろう。

 

 休んでいるときは仲がいいようだ。最もお互いを気にしていないだけか。

 

 釣り人が近づいたようで一斉に飛び立った。飛び立つときも一緒だ。

 

渡ってきたカモも多い

 

 マガモ、コガモ、キンクロ、ハシビロ、ヒドリガモといろんな種類の鴨がいる

 

 こちらに向かってきたのはヒドリガモの群れ

 

少し離れたところでカワセミを見かけた

 

最近は町中の川でもよく見かけるようになった。

 

こちらは多摩川でなく都内にある荒川の支流で住宅街を流れている。一羽のカワセミがじっと川面を見つめている。

 

と、もう一羽が近づいてきた。微妙な距離を保っているがどうしてか。

 

初めいた一羽が逃げるともう一羽も追いかけて行った。

 

 餌を上げるような仕草をしているので、親子なのか。

 

いつも私はカワセミの飛ぶ姿を撮ろうと狙うのだが、なかなかうおまく行かない。

 

別の日、多摩川の上流域でホオジロガモを発見した。ホオジロガモを野生で見るのはこの日が初めて何とも嬉しい。もう少し近づけたらなお嬉しいのだが、ゆっくり近づくと同じだけ離れようとするので断念。

 

名の通り頬が白い。一羽だけかと思ったら番い相手が潜っていたようだ。

 

さらに少ししたらもう一羽、合計3羽の群れだった。

 

大きな体なので目立つアオサギ

 

 

日中の殆どは川の中でじっとしているか木の上で休んでいる。

 

 

アオサギのようには目立たないので、よく目を凝らさないと見られないのがチドリの仲間、これはイカルチドリ

 

 

お尻をつんとあげて何かを夢中で探している

 

それにしても羨ましい位、脚が長くスタイルが良い

 

こちらはセグロセキレイ

 

同じところで見かけたハクセキレイの若鳥

 

タヒバリ

 

 もうすぐ日が落ちるのでそろそろ帰るとしよう。

 

それでは。


小石川植物園の春

2014-02-01 | 植物園

 

 二年ぶりに小石川植物園を訪ねた。

何時ものように正門向かいの店で券を買い求め入園。門前の佇まいは変わってはいない。閑散としたさまも従前どおり。

 

門に入ると不意に春の香りに襲われた。ロウバイの香りだ。

 

こちらは少し離れたところに咲いていたウンナンロウバイ

 

 シナマンサクも咲いている

 

 かの牧野富太郎氏が作出し、命名したというアテツマンサクという珍しい木

 

シナマンサクとの違いは微妙すぎて私にはわからなかった。

 

 目当ての梅園に向かった。途中咲いていた大輪の(大人のこぶし大ほどもある)ツバキ、グランサムツバキという名だそうだ。

 

猫が通りかかった。小石川植物園の猫というとペルちゃんが思い浮かぶ。(リンク先は2009年秋の当ブログの記事)

 

 梅園が近づいてきた。まだ一月の終わり、立春前だというのに結構咲いているようだ。

 

寒紅梅

 

ピンク色の花弁が美しい道知辺(みちしるべ)

 

 花も美しいが名も美しい雪月花

 

 

 梅には珍しく天を突き刺すように咲いていた

 

蕾が他の梅に比べて赤く美しいことから名づけられたという未開紅

 

 

 

梅園の突き当りは旧東京医学校の本館

 

 扇流しという風情のある名を持つ梅

 

 

 古郷(こきょう)の錦

 

 花香美(はなかみ)は字面はきれいだが、音声的にはどうも頂けない。

 

 冬至

 

大湊

 

 寒衣

 

 紅冬至

 

 まだまだ2,3分咲きだと思うが、種類多く咲いてくれていたのが嬉しかった。

 

おまけは三つ。まだ枝から落ちずにいたロウガキ

 

咲き出したばかりの寒桜

 

そしてネコヤナギ

 

 一足早い春を堪能させてもらいました。

この辺で。