野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

野川観察園

2013-03-28 | 探鳥

 3月下旬久しぶりに野川を訪ねた。柳はすっかり新緑模様。

 

観察園に入るとスミレが出迎える

 

 

紅いのはレンゲソウ

 

 日向で陽を集めているのはキジムシロだ

 

 

ホトケノザも咲きたては初々しい

 

キランソウ

 

 センボンヤリも咲き始めた

 

ヒトリシズカが名前とは異なり、木の根元にたくさん群生している

 

 

春先にはとても小さな花が咲く

ヒメウズ

 

セントウソウ

 

これはさらに小さい、星形に咲くカテンソウ

 

 ニリンソウは少し遅れ気味

 

今年は2月の寒気で春が遅いと思っていたのだが、桜が咲きだしてからは野の花たちも負けまいと一斉に咲きだしたようだ。

 

シュンラン

 

 トウダイグサ

 

 ムサシアブミはまだ若芽

 

つくしはもうほとんどがスギナになってしまった

 

 見上げると木の花も幾つか咲いている、キブシ

 

カエデの花

 

ウグイスカグラ

 

 小一時間の散策でうっすらと汗ばむほどの陽気だった。待ち望んでいた万物の萌える春の到来だ。

 

 この辺で。

 

 

 


裏高尾ハナネコノメ

2013-03-22 | 野の花

 

 

 裏高尾の沢にひっそりと咲くハナネコノメを今年も訪ねた。

 3月の頃になると梅が咲き始めるので、裏高尾はハイカーがいつにもまして多い。まして今年は梅の開花が遅れ、ちょうどハナネコノメのシーズンと重なってしまったようだ。例年と比べて梅郷から小仏の道を歩く人がたくさん見られた。

 沢に降りると大岩にへばりつくように白い花を咲かせている

 

 

 立ち位置を変えると色合いも変わる

 

 

 いつもながら赤い蕊と黄色い蕊(葯が落ちた後?)が可愛い

 

 

 小沢の水しぶきを浴びながら懸命に咲いている姿が何とも健気だ。

 

 

 ハナネコノメは薄暗い沢に咲いているので、早朝に出かけて行っても光が当たらず映えない。よって写すには晴れた日で、渓に日がさす昼近くが一番良いように思う。

 

 白い小さな花を支える葉も可愛い

 

 

 

 中には一つの場所を占拠して、延々半時間近く三脚を据えて粘る人もいるがこれは良くない。

 

2,30mも歩けば同じような岩があり、同じように咲いているのだから一か所に粘る必要はない。年をとっても周囲に気配りできる人でいたいと思う。花の美しさは独占せず、みんなで分かち合った方がより楽しめるのだから。

 

 

 この時期に咲くのはハナネコノメだけではない。

かわいそうな名前を付けられているが、結構きれいなヨゴレネコノメ

 

 ユニークな花の形をしたコチャルメルソウ

 

 清楚で凛としたアズマイチゲ

 

 早い時期はこのスミレ(アオイスミレでいいのかちょっと自信がない)。3月下旬になると、エイザンスミレやマルバスミレと咲き、4月に入るとタカオスミレも咲きだしスミレの仲間は当分途切れることがない。

 

 ニリンソウは咲きだしたばかり

 

 沢筋でよく見かける小さな白い花はユリワサビ

 

 カンスゲのなかま

 

 下ばかり探していると見逃してしまうが、上を見ると木の花も咲きだしている。

アブラチャン

 

 花弁のない一風変わった花を咲かしているのはフサザクラ、原始的な植物の一つでタニグワの名前もある。

 

 今日はこの辺で。

 


城山カタクリの里

2013-03-19 | 植物園

 今年も城山カタクリの里を訪ねた。3月9日の開園から一週間ほどたった日曜日。人出が予想されるので早めに出かけ、着いたのは開園8時から10分ほどたった頃だった。私は3番目の客だった。

お目当てのカタクリはまだ2割ほどの開花。

 

 

 早く来ると人が少ないので、ゆっくりと構図を決めて写すことができるのが良い。

 

 

 

 開花したばかりの株が多く、色合いが濃いので写真写りが良い。

 

 

 この三姉妹はとても良い色に咲いていた

 

 

 日本カタクリの群生が見られるのはもう少し先。それでも4月に入ってから咲くキバナカタクリを見られたのは少しだけうれしかった。

 

ショウジョウバカマが咲いていたのはほんの一部だけ。

 

 キバナセツブンソウはちょうど旬

 

 ユニークな形のコバイモはユリ科の花

 

雪割草も咲いていたが、花に元気がないのは周囲の気温が高いせいだろうか。やはり日本海側の雪深い山地に咲いてこその美しさなのだろう。

 

 

 この時期は木本の花もたくさん見られる

ボクハンツバキ

 

ミツマタ

 

 

シデコブシ

 

ダンコウバイ

 

紅花のあせび

 

桜玄海つつじ

 

 

 キブシも好きな花だ

 

 

 寒桜の一種

 

 

 お終いは小さなウグイスカグラの花

 

 この辺で。

 

 

 

 


13年の梅

2013-03-16 | セレクト

 今年は厳しい冬の寒さが2月いっぱい続いたと思ったら、3月に入ってからは季節外れの暑さとなった。そのせいか、今年の梅の花期はあっという間だった。

2週間をかけて小金井公園と府中郷土の森公園で撮った梅を品種名をつけてあげてみた。

  一足先に咲き始めた八重冬至

 

 

 一重野梅

 

 名前の美しい蝶の羽重ね

 

八重野梅

 

 

鴛鴦

 

月影

 

緋の司

 

月の桂

 

 舞扇

 

紅千鳥

 

 

 

満月

 

 黒田梅

 

 扇流し

 

 

 小梅

 

春日野は「おもいのまま」のように咲き分ける品種

 

 芳流閣

 

 浮牡丹

 

大正梅

 

 曙

 

 古城の春

 

 豊後は杏との交配種、大振りの花が美しい

 

 

内裏

 

白加賀

 

藤牡丹枝垂れ

 

 春日紅

 

花期は短かったものの今年も楽しませてもらった。

 この辺で。


琴平丘陵を歩く

2013-03-12 | ハイキング

 あわよくば珍しい冬鳥に出会えるのではと期待して、秩父武甲山麓の琴平丘陵を歩いてきた。

 降りたのは西武秩父線の横瀬駅。標高200m位のこの辺りでは、昨夜の雨が雪になっていたようだ。ガード下をくぐり突き当りを右に折れて、10分ほど歩くと姿の池が見えてきた。

 

 

顔のつるんとした石像

 

 

何神社かわからなかった

 

羊山公園

 

 雪で薄化粧した武甲山が正面に見える

 

山の北西側の斜面に沿ってハイキング道路が作られている。人気の全くない道を歩く。

 

 ここの辻で迷ってしまった。本来は右に折れるところを道なりにまっすぐ行ってしまったのだ。先で出会った親切なおじさんが教えてくれたので助かった。

 

スギの木林にひっそりと地蔵さんが立ってこちらを眺めている。

 

 山神様の所から登りがしばらく始まる。

 

 

 文字の読めない石碑

 

 大山祗神と小さな地蔵

 

 武甲山の山並みが覗ける

 

 長者屋敷跡の石碑

 

 鉄製の梯子階段

 

 修験道の東屋

 

 

大仏坐像

 

 更に少し下った先に懸崖舞台造りの岩井堂が現れてくる

 

 

 

 護国観音、高崎、大船と並ぶ関東三大観音の一つなのだとか

 

 此処からは秩父の街並みが一望できる

 

 山道を降りた先は影森の駅。ついでなのでもう一つ先の西武秩父の駅まで歩くことにした。

 

 武甲山。よく見ると山の中腹辺りにクレーンなどの作業者が見える。

 

 締めくくりは芝桜の丘から見た武甲山

 

 期待していた冬鳥は、カケスやシジュウカラ、シメ、ホオジロを見かけたぐらい。途中であった人はウソが来ているといっていたが、残念ながら出会うことはなかった。まぁそんなこともあるだろう。

この辺で。