夏の真っ盛り、近くの昭和記念公園を訪ねた。この日は休日だったが、花のないこの時季来園者(プールを除いて)は極端に少ない。
こもれびの里まで来ても、ボランティアの人たちがのんびりと作業をしているだけ。他に人影は見当たらなず閑散としている。
みんなの広場もすっからかんで、伸びやかな気持ちになる。
はるか遠く富士山が頭だけ覗かせている。
山野草ガーデンで咲きだしたレンゲショウマ
タマアジサイもまだ蕾の状態なのが殆ど。
蓮池では数人のカメラマンがハスやスイレンをを熱心に撮っている。
スイレン池の草むらの中にサギソウを見つけた。
おやこれは珍しい、ミゾカクシだ。
キキョウ科の花だが、田んぼや湿地を好む花で、日本全国に分布している。と図鑑には書いてあるが、田んぼのないこの辺りでは、なかなかお目にかかれない花だ。
水鳥の池の向こう岸には巨大プールがあるので、歓声が対岸のこちらまで聞こえてくる。
じっと動かないアオサギ
池の近くにはには数種類のユリが植えられていた。その間を歩いていると、濃密な香りに立ちくらみしそうになる。
ねむの木の花はそろそろ終わりに懸かっていた。
イイギリの実
野性味満天のホオノキの実。下を歩いていてこの実が落ちてきたら痛いだろうなあ。
プールを左手に過ぎてバーベキューガーデンの方まで来ると、ヒマワリ畑が設けられている。今年は暑さが不十分なのか、開花はまだ5分咲き程度。
バーベキューガーデンはこの暑さにもかかわらず、たくさんの若者たちで賑っていた。
トンボの湿地を抜けた先には近年整備された、こもれびの丘がある。ここは武蔵野の自然林を再現したゾーン。まだ未完成のようだが、山野草好きの僕としてはこれからがたのしみな施設だ。
オレンジ色のウワミズザクラの実。今は綺麗だがやがては、普通の桜の実と同じように熟すと黒くなってしまう。
一輪だけ咲いていたフシグロセンノウ
オミナエシ
メハジキにはキチョウが止まっていた。
今が見ごろのヤマユリの花
芋の時期では見られる花はこんなもの。
不意にニイニイゼミが鳴きだした。
散策路を一周した後は隣接する日本庭園へ。この時季は池のトンボが楽しみだ。
ノシメトンボ
シオカラトンボ
ショウジョウトンボ
お目当てのチョウトンボ
飛んでいる姿を撮りたいのだが、なかなか難しい
今回初めて知ったのだが、上から見た羽の色は青色が強く、下から見上げると随分黒っぽく見える。
大きな葉の上にアオイトトンボを見つけた。
花が少ないせいか、蝶はあまり見かけなかった。
ゴマダラチョウ
帰り道、高い木の梢でホオジロが気持ちよさそうに囀っていた。
今日はこの辺で。