野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

陣馬山盛夏

2012-08-30 | 登山

 

 夕焼け小焼けふれあいの里の無料駐車場に車を止めて、陣馬山を登ってきた。

<行程概略>夕焼け小焼け駐車場9時→陣馬高原下バス停9時40分→分岐10時→11時陣馬山頂上、早めの昼食と休憩で1時間→12時過ぎ奈良子峠→明王峠12時15分→底沢峠12時45分→陣場高原下13時20分→夕焼け小焼けの駐車場13時50分ごろ

 

 駐車場からはしばらく車道歩き。日差しが強い。何とか終着所のバス停のある陣馬高原下まで来た。

 

古い店が残されている。

 

 名の知らぬ野菊がたくさん咲いている。

 

 浅川の上流

 

20分ほど歩いてやっと陣馬山への分岐が見えてきた。ここを左折する。

 

 マツカゼソウ

 

 花期の長いタマアジサイはまだまだ見頃

 

少し急坂になってきたあたりにキバナアキギリが咲いている

 

シモバシラの花もちょうど見ごろ

 

キンミズヒキは咲き出したばかり

 

 1時間もしないうちに頂上のお馬が見えてきた。はじめ見たときは何となく興ざめしたのだが、どういうわけか最近では結構これを見るのを楽しみに登るようになってきた。

 

 

陣馬高原、思ったより雲が多い

 

 昼食を食べ、日陰で寝転がって暫く雲を眺めた。その後高原を探索。

シラヤマギクだろうか、丈の高い菊がたくさん咲いていた。

 

 コオニユリ

 

 

 コバギボウシ

 

 

シシウド

 

ツリガネニンジン

 

クルマバナ

 

 下草から顔をのぞかせているのはゲンノショウコやウツボグサ

 

 

ヒヨドリバナ

 

 それでも次第次第に高原は秋の草花に主役を譲っていっているようだ

ヤマハギ

 

 〇〇アザミ

 

 この茶店の左手に富士山が大きく見えるのだが、今回は雲が多すぎて見られず残念。

 

 茶店でビールを頂き、頂上で寝転んで流れる雲を見て過ごした。

下りの明王峠の茶店

 

 

この辺で。

 

 

 

 


赤塚植物園

2012-08-26 | 探鳥

東京都板橋区にある赤塚植物園に寄り道した。数種の蝉の鳴き声が梢から降り注いでいた。

 

 

 

 

 

 管理室の前にはサギソウの鉢がいくつかおかれている。

 

暑い日差し除けのため植えられたゴーヤが見事な実をつけていた。

 

入り口すぐの池にはサワオグルマの花、少し終わりかけなのが惜しい

 

すぐ近くには夏らしい花のモミジアオイ

 

 

 

シモツケ

 

 ノカンゾウ

 

 

 これはタカサゴユリかそれともシンテッポウユリだろうか

 

バラ園の前にはイネやジュズダマが地味な花をつけていた

 

 

 これは何の花の種子なのか

 

 キク科の花

 

坂を登った小さな広場もこの暑さでは人影もない

 

 植物園の奥にはもう一つ、万葉植物園が設けられている。

 

メハジキはとても背が高い

 

柑橘系の実

 

 これは何の花後か、暑さでボーっとしていてメモを取らなかった

 

 ススキも花をつけている。

 

 秋の七草の代表格、オミナエシ

 

同じく秋の七草キキョウ

 

背丈の高い草に隠れてホオズキが半分だけ赤くなった実をつけていた。

 

シロネ

 

 これはコクワの実。サルナシともいう。

 

シモバシラ

 

 ムサシアブミ

 

 花の種類は少なかったが、たくさんのトンボたちが出迎えてくれた。

 

 

 

 

 滞在時間は1時間余、ほっとする空間だった。

 

 

 

 

 

 

 


揺れるレンゲショウマ

2012-08-22 | 野の花

 レンゲショウマ(蓮華升麻)はキンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。本州中央部(福島県から奈良県まで)の太平洋側の山地に生える日本特産の植物。和名は花が蓮に似ていて、葉はサラシナショウマに似ているところからつけられた。肉厚で透明感があり淡い紫色を帯びた花は下を向いて咲き、森を渡る微風に揺れて人を誘う。

 

レンゲショウマ


大菩薩峠盛夏

2012-08-17 | ハイキング

 何度も足を延ばしている大菩薩峠だが、8月の登山は初めて。木のない稜線歩きが多いので、日差しの暑さを心配したのだが、雲も多くガスも出てくれて思ったより涼しい快適な尾根歩きを楽しめた。

<行程概略>8時半上日川峠→10時雷岩→10時40分大菩薩峠→11時10分石丸峠→12時半上日川峠

ロッジ長兵衛の前にはすでに10数台の車がある。

 

 

 早速登り始める。森の中を吹きすぎる風は、肌に冷たく心地良い。

 

福ちゃん荘が見えてきた。

 

赤紫色が美しいウツボグサが登りの汗を吹き飛ばしてくれる。

 

 8月中旬のこの時期はコウリンカが最盛期を迎えていた。まるでブローチのような自然の芸術品だ。

 

 

派手なコウリンカに隠れるように咲いていたコゴメグサ

 

ワレモコウ

 

 ニガナ

 

シロバナニガナは少し標高が高い方に多く咲いていた。

 

樹林帯を突き抜けた。トウゲブキが咲いている。

 

ハナイカリはリンドウ科の2年草。

 

 ヤマホタルブクロ

 

 ウスユキソウも咲いている

 

 

稜線に出た。

ヤマオダマキとコオニユリは数が少なく、それぞれ一株しか出会えなかった。

 

 

足元に多く見られたシナノオトギリ

 

 

稜線の草原に多かったのはコウリンカの群生

 

 ガスが立ち込めてきて、真夏とは思えない位の涼しさ。立ち止まって風に当たっていると寒さを覚えるほどだ。

 

 

 

 歩いてきた雷岩もガスの向こうに消えてしまった。

 

 賽の河原。手軽だからかそれとも時期的な理由か、今回は家族連れや若いハイカーたちが目立った。20代の若い人たちは皆、ハイソックス姿の山ガール、山ボーイたちで一様に似たような恰好をしている。

 

 眼下に見えるのは上日川ダム湖、今では大菩薩湖と呼ばれている。

 

大菩薩峠に立つ介山荘が見えてきた。奥多摩側からのガスに覆われようとしている。

 

 

 ここからは人気の少ない石丸峠へ。遠くで鹿の鳴き声がしている。

 この先は小金沢連嶺。

 

 

 

 

途中ヒヨドリバナの多い一角ではアサギマダラやクジャクリチョウなど多くのチョウが群れ飛んでいた。

 

 

 今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 


七年ぶりの平標山

2012-08-13 | 登山

 前回の八海山登山は余りの暑さでばててしまった。今回は反省して「6時前に登って12時までには登山口に戻る」このことを目標に計画を立てた。

 <行程概略>5時50分平標(たいらっぴょう)登山口→松手山7時40分→平標山山頂8時50分→朝食休憩30分後下山開始→山の家9時45分→林道出合10時半→登山口11時15分

 

 

まだ薄暗さの残る林道を2,3分歩いて登山口へ

 

 暫くは針葉樹林帯の急坂をジグザグに登っていく。前後に登山者がいる。百名山には入っていない山なのだが、結構人気がある山のようだ。

尾根についた辺りから高山植物が増えてきた。エンレイソウの実は思ったよりぷよぷよしていて柔らかかった。

 

ツクバネソウ

 

イケマ

 

トリアシショウマ

 

数は少ないが風の吹きすぎる尾根にはクガイソウも見ることができる。

 

 花のつき方が独特なチョウジギクの花

 

 登り始めて2時間弱、やっと樹林帯を抜けたようだ。一気に視界が開け明るくなった。

 

 

 

 

 苗場山

 

 この辺はシモツケの群落が見事だった。

 

 ブローチの飾りのようなヤマハハコ

 

ウスユキソウ

 

コゴメグサの仲間

 

 一際背の高いツリガネニンジン

 

 アカモノ(イワハゼ)

 

背の高い花を支える太いどっしりとした茎をもつシシウドの花

 

 

遠くには北アルプスの峰々も見える。

 

 

視線を少し南に移したら富士山が見えた

 

なだらかな稜線をゆっくりと歩く。膝下のお花畑をめでながら、時折360度に広がるパノラマを立ち止まって眺める。景色を味わってはまた歩き出す。それを何度も繰り返していたらつの間にか頂上が見えてきた。

 

 

 仙之倉方面。先だって登った谷川岳のオキの耳、トマの耳の双峰も見える。

 

 北方に見える越後の山々

 

 

 ここで少し遅めの長所を食べながらしばらく休憩。宿のおにぎりを周囲の景色を置かずに食べる。至福の時だ。小一時間したところで下山することにした。

眼下に見えるのは平標山の家。

 

 

途中小さな湿原があり、キンコウカやイワイチョウの花を見ることができたのは、望外の喜びだった。

 

 

 この辺で。