粟島滞在2日目。今日は島一周の日。雨の心配はなさそうだが、天気予報では風が強いとのこと。
明けたばかりの粟島港
朝食前、付近の畑を散策
アトリ♀
ジョウビタキ♀
向こうに見える建物は粟島で唯一の小中学校
朝食を済ませてから、内浦集落を出発。左回りに島を廻ることにした。
岩の上ではイソヒヨドリの♂が囀っている。
旗崎を廻った辺りは遠浅の海岸が広がる。この辺でしばし貝殻拾いをした。
対岸を見やると肉、写真では確認できないが、が微かに村上付近の陸地が見える。
波間には何とカルガモの番が泳いでいた。
オオジュリンの♂
壁には夏の思い出1991年とあるから今から24年前に描かれたもの。当時6年生だとすると今は12+24=36歳になっているということか。純真だった少年も今や中年に差し掛かっている年頃だろうか。
屏風絵にでもありそうな岩の上の松
島内には真竹の林が多い。すぐ近くに竹炭の作業場もあった。
1時間ほどで牧平。ここは以前外浦という集落があったところ。今も畑が残されていて、絶好の探鳥ポイントとなっている。
ヘリポート
アトリやオオジュリン、ジョウビタキ、カシラダカなど冬鳥夏鳥が一緒にみられる。撮れなかったが、確かにオオルリやハヤブサもいた。
島の北端を廻って西側に来ると海岸は絶壁に隔てられるようになる。
外周道路の随所に看板があるので、観光客にはとてもわかりやすい。
随所に桜が咲いている。
コバルトブルーの海の色が鮮やかだ
ゴリラの顔のような岬
標高235mの逢坂山。この辺りの林道では山菜取りの島の人たちに出会った。尋ねたところ、ツリガネニンジンの若芽、ギョウジャニンニク、コゴミ、ウドなどが今旬の山菜なんだという。
夕日スポットにもなっている仏崎の展望台
ちょうど島の反対側まで歩いてきた。この辺から次第に風が強くなってきた。
芸術作品のような樹。作品のタイトルはさしずめ「猛き風」といったところか。
白い波頭が多く見られるようになってきた。
ウミウの繁殖地
一周道路はすべて舗装されていて、車も少なく歩いていても気持ちが良い。ただ風さえなければ……。
風光明媚な立島が見えてきた。
釜谷キャンプ場付近まで来て風のないところでやっと昼食。宿に頼んで作ってもらったおにぎりを頂く。傍にやってきてなわばりを主張していたルリタテハ。
ここではカワセミも目撃した。
釜谷の集落を過ぎたところで、マルバスミレを初めて見つけた。
写真はに撮れなかったが、ボランティアのゴミ拾いをしていた粟島の小中学生とここから暫く一緒に歩いた。いずれも屈託のない、陽気な子供たちだった。
島最南端付近の家屋。
八幡鼻をまわり矢ヶ鼻を抜けて島の東側まで来た。
昨日も歩いただらだらの下り坂を降りると粟島牧場。今日は馬はお休み。代わりに山羊が挨拶してくれた。
内浦キャンプ場
防波ブロックの上では強い風を避け、ウミネコやセグロカモメが休んでいる。
ハマナデシコ
歩数4万歩を越えて足が悲鳴を上げだしたころ、やっと内浦港の突堤が見えてきた。
朝の8時半から夕方4時近くまでが一周に要した時間だった。