当初は丹波川の支流黒川谷へ黒川金山廃鉱跡を訪ね、あわよくば川べりで砂金探しをするつもりだったのだが、昨夜来の大雨で川が増水していて断念。急遽レンゲツツジがまだ残っているかもしれないと、柳沢峠からの三窪高原歩きに切り替えた。
近年シカの食害がひどく、植物相が荒れたせいか訪れる人は少ない。わずかの登りですぐに鬱蒼とした原生林の様相を見せる。
柵で保護された中にはアヤメやヤマオダマキ、ノアザミ等の花を見ることができた。
展望台のあるハンゼノ頭
レンゲツツジは殆ど終わりかかっていた。
生憎の天気で富士の展望は見られず
トイレの設備のある広場を過ぎ、電波塔の脇を更に板橋峠まで歩いてみた。
途中休憩した草むらの脇でトキソウを見つけた。あまり花が開かないところをみるとヤマトキソウなのだろうか
ハート形のキノコ
藤谷の頭を過ぎた辺りからは幅の広い防火帯の中の山道を歩いていく。
おや、何やら前方に小動物を発見
近づいても草を食べるのに夢中の様子
やっと気づいてくれた、アナグマだ。久しぶりの人間で驚いたのか、こちらを見つめて固まってしまっている。十数秒後、呪縛が解けたかのように草むらに飛び込んで行った。
板橋峠の標識
板橋峠からは林道を引き返した。見事なツルアジサイ
山ブドウも小さな実をつけて秋に備えている。
白化したミヤママタタビ、一部赤みを帯びた葉もあるので普通のマタタビと区別できる。