上信越道を小諸で降りて車坂峠まで20分、そこから更に牧場内の林道を5分ほど行くとランプの宿で知られる高峰温泉だ。午前8時50分、駐車場に車を止めて、立ち込めるガスの中を歩き始めた。
右手が水ノ塔(みずのと)山への登山道、今日は天気が思わしくないので左の林道を行くことにした。
時折ガスの中に浮かぶレンゲツツジの鮮やかな色に驚かされる。
遠く木のてっぺんでキビタキが囀っている。
午前10時10分、」やっと池の平湿原の入り口、兎平が見えてきた。途中、山野草の観察に時間をかけてしまったせいか、林道歩きは思ったより長く感じられた。
ここからはハイカーも多くなった。なるべく団体とは距離を置いてから、池の平湿原に降りて行く。笹藪の生い茂る細い道をゆっくり下り、10分ほどでで湿原の木道が見えてきた。
一面の群生とはいかないが、点々とレンゲツツジもみられる。
湿原といっても平なのではなく、緩やかな起伏がある。景色は歩を進めるごとに、少しずつ移り変わっていく。
ただ一本残されたデッドツリー
ガスは晴れたかと思うとまたすぐに視界を覆い尽くす。が、雨がぱらつかないだけましというものだ。
湿原の中ほど、枯れ木の枝先で鳥が鳴き始めた。が、遠いのと深いガスとで何の鳥かはわからない。
まだ蕾が多いのだが、木道に沿ってアヤメが咲いている。
一帯は昔アヤメ平といわれ、7月になると湿原一面が紫色に染め上げられたそうだ。
11時、湿原を逆コの字型に回って忠治の隠岩広場まで来た。
その先に鏡池がある。
分岐まで引き返した。三方(さんぽう)ヶ峰にはいかず、見晴岳へと右折する。10分ほどの登りで眼下に池の平湿原が見えてきた。
見晴らしコマクサ園は、残念ながら金網越しでの観察。
再びガスが濃くなってきた。ピグミーの森をぬける。一瞬風が渡り、眼下に再び湿原が見えてきた。霧の中の楽園もわずかの時間で、また白い闇の向こうに消えていった。
12時雲上の丘。この先雨も予想されるので、少し早いがここで昼食にした。
アヤメの群生
時折、鮮烈な色合いのレンゲツツジに出会う。同じレンゲツツジなのに色彩にずいぶん違いがあるようだ。
雷の丘、村界の丘と通り過ぎ、13時兎平まで戻ってきた。ガスは一向に収まる気配が無い。
一時間をこえる林道歩きで、再び高峰温泉の駐車場に戻ったのは、もう2時になろうとする時だった。往復合計5時間のハイキング、天気は良くなかったが、たくさんの山野草を観察でき、いつもながらの至福の時を送ることができた。感謝。
長くなったので花の写真は次回に回すことにしよう。
右手が水ノ塔(みずのと)山への登山道、今日は天気が思わしくないので左の林道を行くことにした。
時折ガスの中に浮かぶレンゲツツジの鮮やかな色に驚かされる。
遠く木のてっぺんでキビタキが囀っている。
午前10時10分、」やっと池の平湿原の入り口、兎平が見えてきた。途中、山野草の観察に時間をかけてしまったせいか、林道歩きは思ったより長く感じられた。
ここからはハイカーも多くなった。なるべく団体とは距離を置いてから、池の平湿原に降りて行く。笹藪の生い茂る細い道をゆっくり下り、10分ほどでで湿原の木道が見えてきた。
一面の群生とはいかないが、点々とレンゲツツジもみられる。
湿原といっても平なのではなく、緩やかな起伏がある。景色は歩を進めるごとに、少しずつ移り変わっていく。
ただ一本残されたデッドツリー
ガスは晴れたかと思うとまたすぐに視界を覆い尽くす。が、雨がぱらつかないだけましというものだ。
湿原の中ほど、枯れ木の枝先で鳥が鳴き始めた。が、遠いのと深いガスとで何の鳥かはわからない。
まだ蕾が多いのだが、木道に沿ってアヤメが咲いている。
一帯は昔アヤメ平といわれ、7月になると湿原一面が紫色に染め上げられたそうだ。
11時、湿原を逆コの字型に回って忠治の隠岩広場まで来た。
その先に鏡池がある。
分岐まで引き返した。三方(さんぽう)ヶ峰にはいかず、見晴岳へと右折する。10分ほどの登りで眼下に池の平湿原が見えてきた。
見晴らしコマクサ園は、残念ながら金網越しでの観察。
再びガスが濃くなってきた。ピグミーの森をぬける。一瞬風が渡り、眼下に再び湿原が見えてきた。霧の中の楽園もわずかの時間で、また白い闇の向こうに消えていった。
12時雲上の丘。この先雨も予想されるので、少し早いがここで昼食にした。
アヤメの群生
時折、鮮烈な色合いのレンゲツツジに出会う。同じレンゲツツジなのに色彩にずいぶん違いがあるようだ。
雷の丘、村界の丘と通り過ぎ、13時兎平まで戻ってきた。ガスは一向に収まる気配が無い。
一時間をこえる林道歩きで、再び高峰温泉の駐車場に戻ったのは、もう2時になろうとする時だった。往復合計5時間のハイキング、天気は良くなかったが、たくさんの山野草を観察でき、いつもながらの至福の時を送ることができた。感謝。
長くなったので花の写真は次回に回すことにしよう。